4.実施計画
市街地総合再生事業は、総合的な計画に基づき、市街地再開発事業や優良建築物等整備事業を一体的に活用し、中心市街地の活性化、土地の合理的かつ健全な高度利用及び市街地環境の改善を図る事業である。
土浦市の中心市街地の国道125号線の亀城公園から土浦駅西口に至るまでの区間にこれを適用する。具体的には優良建築物等整備事業により、沿道にある既存建築物をセットバックおよび一階に商業、上層部に住宅を整備し、道路幅員の拡大および歩道の整備、商業施設の整備、中心市街地の住宅整備を図る。

図26.市街地総合開発事業適用地域
沿道区画整理型街路事業は、道路用地提供による立ち退きを減らし、道路と一体となった沿道市街地の整備を行うため、沿道も含め、都市計画道路の整備を土地区画整理事業手法により行う事業である。
土浦市の中心市街地の県道24号線に適用し、土浦駅前の道路整備、歩道の整備、街路樹に土浦市の木であるポプラを植え、土浦駅までのメインストリートとして、機能的・景観的整備を図る。また、バスやタクシー、体の不自由な人々が利用する自動車以外の乗り入れを禁止し、土浦駅西口への一般自動車の流入を規制し、駅西口の混雑を緩和させる。
図27.沿道区画整理適用地域
土浦駅前の恒常的な利用を促進するため、駅の南西部に利便性の高い施設を設置する。
駅前保育施設:
駅を利用して通勤する人、またどこかへ出かける人たちのために、駅前に24時間体制の保育施設を設置する。
駅前デイケア施設:
公共交通を利用して、さまざまな地域からも足を運ぶことができるように、高齢者のデイケア施設を駅前に設置する。
駅前広場:
メインストリートの突き当たり(土浦駅との合流点)に土浦駅の象徴となる駅前広場を設置し、待ち合わせ場所、休憩場所として、また保育施設とデイケア施設の人たちが、年齢層を問わず交流できる場として利用してもらうことを目的とする。
観光スポット設置
土浦駅西側の市街地に3つの観光スポットを設置する。
歴史スポット(土浦駅西口から徒歩約15分):
亀城公園を中心として土浦市立博物館、等覚寺・本妙寺・神龍寺・瀧泉寺などの寺院が多数存在し、土浦市の歴史・文化に触れることができる。
親水・レクリェーションスポット(土浦駅東口から徒歩約10分):
霞ヶ浦の湖岸から遊覧船に乗ったり、川口運動公園でスポーツを楽しむなど、家族や友達との時間を満喫できる。また、子供のためのサッカー、野球教室の開催する。
買い物スポット(土浦駅西口から徒歩約10分):
モール505を中心にショッピング街を構成する。モール505の3階に眺めの良さを売りにしたカフェ、レストランなどの飲食店等、2階には衣服店、また小物などの雑貨店を、1階にはIT関連とした電気街を設置し、利用者のニーズに応えられるモールとする。
土浦駅と、駅前施設、メインストリート、そしてこの3つの観光スポットをつなぐループを設置する。
市街地に整備した歴史スポット、親水・レクリエーションスポット、買い物スポットの3つの観光スポットと、土浦駅、そしてメインストリートを結ぶのが図で示したループである。このループは、土浦駅を拠点として、観光やショッピングと人々を結ぶメインルートとなる。しかし、ループ周辺には自家用車以外の便利で手軽な交通機関が存在しない。そこで、このループに循環バスを通すことで、市街地の自由な散策を呼び起こすことが可能となる。また、土浦駅でJR常磐線と接続し、市外から訪れた人々が気軽に土浦の魅力に触れられる環境づくりを行う。
この循環バス事業によって、自家用車の利用を減少させることが期待できる。
現在ループに存在するバス停は9ヶ所で、その全てが駅西側に存在している。本計画では、既存のバス停も一部使用し、新たなバス停も含めて合計15ヶ所設置する。また、バス停の設置間隔は、全ての年齢層の人が利用しやすいように約200〜300mごとにし、乗り降りがしやすいようにする。値段は均一100円とし、一日乗車券なども発行する。

図28.循環バス路線図

図29.循環バスイメージ図
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1.霞ケ浦総合公園
2.川口運動公園
3.自然探検公園
以上の3つの公園を霞ケ浦を周遊するSea Busでつなぎ、3つの公園にそれぞれの特徴をもたせ、土浦市民および外部からの観光者向けに整備する。名づけて、
霞ケ浦Sea Bus トライアングル観光!!

図30.霞ケ浦周辺公園配置図
★3公園の特徴
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1.霞ケ浦総合公園
霞ケ浦西岸に広がる、テニスコートやネイチャーセンターを備えた総合公園。この公園のシンボルのオランダ型風車に上がれば土浦市街を一望できる。また、自然豊かな46haの広大な敷地に野鳥観察のできる霞ケ浦ネイチャーセンター、1万人収容の水郷プール、芝生公園、水生植物園、アスレチック施設、テニスコートなどさまざまな施設が充実し、休日には多くの家族連れの姿が見られる。

図31.霞ケ浦総合公園風車
2.川口運動公園
霞ケ浦湖畔の広大な運動公園で、景観が美しく緑も豊富なことから、憩いの場としても人気がある。敷地内には、陸上競技場、野球場、テニスコート、運動広場と、スポーツ競技には申し分のない設備がそろっている。土浦市の小中高生の部活の大会や草野球チームなどに対して優遇制度を設け、この公園を利用しやすくする他、子供のためのサッカー、野球教室などを開催する。また、イベントがないときは家族連れなど一般者向けに開放しピクニックや、バドミントンなど自由にのんびり過ごしてもらえる公園である。

図32.川口運動公園
3.自然探検公園
レンコン畑の開放や野生生物を育成するビオトープの整備などを行い、気軽に自然に触れ合える場所を提供する。これらを平日は土浦市の小中学生に開放し、環境教育の場とする。また、休日向けにBBQ場も整備して、家族連れなどに自然に触れながら楽しいひとときを過ごしてもらうことができる。

図33.ビオトープイメージ図
<ビオトープ通信!!>
土浦市の小中学校に環境教育の授業の一環としてこの公園を利用してもらい、それぞれの学校で分担を決めて、ビオトープ観察をしてもらい月に一度それぞれの学校からの情報を集め「ビオトープ通信」を作成し配布する。環境破壊が深刻な問題になっている現在、身近にこのような場を設けることによって、子供たちに自然との触れ合いを通じて、健全な自然観や生命観を育んでいってもらうことを目的とする。
現在土浦市では、桜まつり(4月)、霞ケ浦マラソン(4月)、五月祭り(6月)、土浦祇園まつり(7月)、土浦キララまつり(8月)、全国花火競技大会(10月)、菊祭り(11月)などのイベントが年間を通して行われている。これらのイベントに加えてさらに新しいイベントなどを開催して、より多くの人に土浦をアピールしていくために特に以下のイベントについて推進していく計画である。
春
@土浦桜まつり
現在、土浦市には真鍋のソメイヨシノや稲荷山のベニヤマザクラなどの桜の名称がある。これらの桜の名称の中から、桜川沿い、亀城公園 、乙戸沼公園をメイン会場と定めて様々なイベントを催すとともに、土浦市で行っている事業について市民などに知ってもらうブースを設ける。
場所 :市内各地の桜の名称で開催(特にメイン会場として、土浦市桜川沿いと乙戸沼公園)
実施期間:3月最終日曜日〜4月第1日曜日

図34.桜まつりイメージ図

図35.桜まつりイメージ図
A霞ケ浦マラソン大会
霞ケ浦マラソンは、土浦市川口運動公園陸上競技場を拠点とする霞ケ浦を周回するマラソンで、マラソンを楽しむとともに参加者に霞ケ浦の汚染などについて考えてもらうというマラソンである。参加料は大人3200円とし、そのう
ちの300円は霞ケ浦浄化事業と盲導犬育成助成金となる。また、このマラソンを開催することで、市民の大会へのボランティア活動を推進するものである。
場所 :川口運動公園陸上競技場
実施日 :4月15日前後の日曜日
夏
B土浦キララまつり
メインは、まつり最終日にあげる霞ケ浦湖上花火とし、その他にも市民山車巡行などたくさんのイベントを行う。また、花火では「願い事花火」として自分だけの花火を打ち上げることができる。
場所 :霞ケ浦川口運動公園一帯
実施日:8月第1週目金曜日〜日曜日

図36.イメージ図
秋
C土浦全国花火競技大会
土浦の花火大会は大正14年から続けられている全国から集まる花火師たちが日本一をかけて腕を競い合う大会で、10月の第1土曜日に開催されている。
場所 :桜川畔(学園大橋付近)
日時 :10月の第1土曜日

図37.花火大会イメージ図
冬
D蓮根収穫祭
土浦は蓮根の作付面積が510ha、生産量8270t(H7.4.1現在)と全国1の蓮根の産地となっている。そこで、この蓮根を通して土浦市を全国にアピールしていくために、蓮根収穫祭を開催する。具体的には蓮根畑のある霞ケ浦湖岸沿いの田村地区のうちメインを八坂神社とし、そこで蓮根を使った料理や蓮根麺などを紹介する。
場所 :田村町八坂神社
日時 :1月 最終土曜日・日曜日

図38.イメージ図
以上5つのイベントを特に推進していき、イベントカレンダーなどを作成し、土浦市を多くの人にアピールしていく。