情報技術は,e-コマースや業務情報システムなどを支える基盤技術として,また,データ解析やシミュレーションなどにおける計算の道具として,さまざまな場面で現代の経営工学を支えている。情報技術エリアでは,この基盤技術の理論的基礎から経営工学における応用の実例までを視野に科目を提供する。
科目名 | 概要 | 標準履修年次 |
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情報技術演習 | 前半の5週はオブジェクト指向プログラミングの入門実習を行う。後半の5週は経営最適化のためのデータベース技術(RDBとSQL)を演習形式で身につける。 | 2~4年 |
計算機科学 | データ構造とアルゴリズム,計算の複雑性の基礎について学び,コンピュータ・ネットワーク上での応用例を幾つか紹介する。 | 2~4年 |
シミュレーション | できるだけ少ない実験で偏りのないデータを得るための技術(実験計画法),および,コンピュータ上で実験するための計算技法(計算機シミュレーション)を学ぶ。 | 2~4年 |
情報ネットワーク | ネットワークの基本構成や形態などについて解説し,電子メール,WWWなど実際の応用例を用ながらプロトコルやデータ伝送方式などについて解説する。また,ネットワークセキュリティの脅威と対策,暗号システムと認証方式,鍵管理方式についても解説する。 | 2~4年 |
データ解析 | 統計学の基本的な原理を学習し,データ解析手法の実践をする。また具体的なプログラミングコーディングを通じて,データ解析の練習を行う。 | 2~4年 |
経営と機械学習 | 経営上のデータ分析で有用な機械学習手法(線形回帰,ロジスティック回帰,主成分分析,クラスター分析,正則化,決定木,サポートベクトルマシン,深層学習,推薦システム,強化学習など)を幅広く取り上げて講義する。 | 2~4年 |