「テクノパーク桜におけるロードサイドショップと通過交通の共存の可能性を探る」
第4章 まとめ
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これまで私達は、テクノパーク桜の交通混雑解消を目指して調査・分析してきた。
公団は、延伸線が全て完成すれば、つくば市内の交通の流れは良くなると予想している。しかし、現在、桜地区を目的とした来訪車だけを考えたとしても、公団の予想交通量をはるかに上回っている。さらに今後、地区内や延伸線沿いに多くの店舗や住宅が建設されることが予想される。これにより、延伸線を利用して同地区へ向かう来訪車が増加し、さらなる交通混雑、渋滞が発生する可能性が考えられる。このような問題を未然に防ぐためにも、妻木上野線の車線を現在計画よりも広い幅を採用するなどして交通容量を増大させるべきである。また、現在の店舗出入口は、出入りを区別したり、表の通りから直接アクセスできないようにするなど、通過交通への影響が最小限になるよう改良すべきである。
これから先、常磐新線の完成や交通網の整備が進むにつれ、桜地区には今以上に多くの交通アクセスが発生すると予想される。以上のような提案により、スムーズな交通が確保されたテクノパーク桜になることを期待する。
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