「池ません!?」〜つくば市内の公園の池の現状と改善策〜
第5章 考察・改善策
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5 考察・改善策
現在一元的に管理されている池を,機能別に分類する.
治水機能
(洪水・流量制御など)
反町の森,大崎,台山,蜂の巣
利水機能
(生活・工業・農業用水など水利用,水運)
大池
浄化機能,環境保全機能
(水質保全,生態系維持,気候など)
(洞峰公園)
親水機能
(せせらぎ,レクリエーションなど)
科学万博記念,並木,洞峰,中央,竹園,竹園東
大清水,川口,赤塚,松代,松見,かつらぎ

各池で適用できそうな浄化方法を分類する.
浄化策内容利点欠点
自然浄化浄化作用のある植物利用比較的安価である
即実行できる
池のイメージが変わる
浄化施設設置浄化施設の設置効果が大きい設置のために費用が莫大である
多大な維持管理費用がかかる
人海戦術市民ボランティアによる清掃
業者に委託
市民に池に対する水質意識を持ってもらえる
効果が即期待できる
ボランティアの場合,人々の参加意識による
業者に委託する場合,人件費がかかる
水の入れ替えが頻繁にできない

窒素の除去方法について,以下の方法を挙げる.
・物理化学的窒素除去法・・・処理後に発生する物質による環境への影響の問題
   選択的イオン交換法,アンモニアストリッピング法,不連続点塩素処理法
・生物学的窒素除去法・・・大量の水処理に適し,二次公害の懸念がほどんどないため,主流となっている.


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