5.終わりに
5−1.まとめ
本実習により、葛城地区での環境バランスのとれた生活、つまり地球1コ分の生活を することは可能であることが分かった。しかし、実際には太陽光パネルの設置や、車の 買い替えには費用がかかり、実現するのは厳しいのが現実である。ここで我々にとって 大事なのは、少しでもエコロジカル・フットプリントの減るような生活、すなわち今回4 -1〜4-4で提示した以下の4つの改善案を始めとして、個人で出来る事から行ってもら うことである。 アンケート調査で得られた結果や、その結果を踏まえて我々が考えた提案を、葛城地 区居住者の方々へ反映し、環境バランスの取れた生活を改めて考えてもらうことが必要 となる。そこで、葛城地区居住者の方々へは、リーフレット(別紙参考資料-4)の配布 を行い我々のWEBページを公開することで様々な提案を見てもらい、また、開発主体で あるUR都市機構に対しても環境バランスを考えたまちづくりについての提案をフィード バックとして示したい。
5−2.謝辞
今回の実習で、葛城地区アンケートの実施にご協力いただいた、UR都市機構の福士様 、一誠商事の植北様、穴吹工務店の皆様、染谷工務店の皆様、パセオコモンズ・ミリオ ンアベニューの自治会長様および葛城地区住民の皆様に厚く御礼申し上げます。 最後に、実習中厳しくも優しく、そして的確なご指導を頂いた谷口守先生、実習時間 帯以外にもご協力していただいたアドバイザーの氏原岳人さん、TAの栗原剛さん、本当 にありがとうございました。
5−3.参考文献
1) 市橋尭行(2008),つくばエクスプレス開業前後の公共交通網変化が沿線居住者の交通意識および交通行動に与えた影響,筑波大学システム情報工学研究科修士論文 2) マティース・ワケナゲル,ウィエイアム・リース,池田真里,和田喜彦(2004):「エコロジカル・フットプリント 地球環境持続のための実践プランニング・ツール」.合同出版. 3) ニッキー・チェンバース,マティース・ワケナゲル,クレイグ・シモンズ,五頭美知(2005):「エコロジカル・フットプリントの活用 地球1コ分の暮らしへ」. インターシフト. 4)つくばファミリー農園 http://kasinouen.web.fc2.com/ 5) 寄棟屋根対応 - システム一例|住宅用太陽光発電システム サンビスタ:シャープ http://www.sharp.co.jp/sunvista/product/by_roof/yosemune/index.html 6) つくばスタイルとは?つくばエクスプレス沿線のまちづくり http://www.tsukubaexpress-ibaraki.jp/tsukuba_style/ 7) エコロジカル・フットプリント・ジャパン http://www.ecofoot.jp/ 8) 茨城県農林水産部ホームページ 統計情報 http://www.pref.ibaraki.jp/nourin/nosuibu/statistics/index.html 図表リスト 図1-1 葛城地区周辺地図 図1-2 平成20年10月にオープンしたiiasつくば 図2-1 環境負荷を土地面積へ変換「エコロジカル・フットプリント 地球環境持続のための実践プランニング・ツール(2004)より引用」 図3-1 調査対象地地図 図3-2 葛城地区居住者の購入する食品の産地 図3-3 自動車通勤者の勤務地(関東) 図3-4 自動車通勤者の勤務地(つくば) 図3-5 つくば市内自動車通勤者の通勤時間割合 図4-1 仮想世帯阿部家の構成 表3-1 調査対象地・依頼先・配布及び回収方法 表3-2 回収率 表3-3:算出対象の食品の消費量と輸送距離 表3-4:アンケートランクと割合 表3-5:交通手段別評定速度 別紙参考資料-1,2 葛城地区居住者の生活実態に関するアンケート調査 別紙参考資料-3 建住宅アンケート調査マニュアル 別紙参考資料-4 マンション配布用リーフレット