1.研究背景・目的
1−1.背景
現在、つくば市の環境は急激に変化している。 2005年8月24日につくばエクスプレス(TX)が開業し、あわせてTX沿線の駅前に商業施 設や大型ショッピングモール、戸建て住宅の建設が行われた。特に、研究学園駅周辺の葛 城地区(図1-1)は、北関東最大級のショッピングモールiiasつくばの建設(図1-2)や高 層マンション・住宅街の建設、新つくば市庁舎(平成22年完成予定)の建設など、著しい 発展を遂げている。 私達にとっても身近であり、なおかつ現在も開発進行中であるこの葛城地区は、様々な 可能性を持ったまちと言える。また近年、開発に伴い、環境にやさしい生活や、エコライ フと言ったものが謳われ、環境面での意識が高まってきている背景も踏まえ、私達は「" 環境"をテーマにしたまちづくり」を提案できないかと考えた。

図1-1:葛城地区周辺地図

図1-2:平成20年10月にオープンしたiiasつくば
1−2.目的
これらの背景をふまえ、私達は葛城地区を「環境に配慮したまち」、すなわち「一人 ひとりが環境バランスのとれた生活をするまち」にしていくことを実習の目的とし、葛 城地区において環境バランスのとれた生活の提案を考える。 ここでいう環境バランスとは、人間の生活から出る環境負荷とその負荷を吸収する自 然とのバランスのことである。つまり'環境バランスがとれている'状態とは、自然が持 続的に処理できる負荷の範囲内で人間が生活を送ることといえる。 ここで私達はその環境バランスを考える上での指標として「エコロジカル・フットプリント」を用いることにした。