近年では、公園で多くの犬が放し飼いされているのをよく目にする。 それに伴い公園内に糞を放置するなど公園環境の悪化が見られる。 そもそも、犬のようなペットの迷惑行為は国の条例で禁止されており、 茨城県においても動物の愛護および管理に関する条例の第5条『係留の除外』で 特定の条件以外では犬を係留しなければならないと決められている。 それでもこのような状況になってしまった背景にはペットの増加が考えられる。 2006年には犬の飼育数は1300万頭を超え、10歳以下の人口を上回った。 また、最近では少子高齢化に伴い、ペットは家族同然に扱われ、 コンパニオンアニマル(伴侶動物)と社会的に認められつつもある。 一方で、ルールを守らない飼い主も増加しているのもまた事実である。 このように、ペットとの共生は現代社会の大きな課題となっている。 現在では、ペット(犬)に関する苦情に対応すべく『ドッグラン』というものが 活用されている。ドッグランとは犬を自由に放せるスペースのことで (2、ドッグランとは参照)、犬を飼っている人には大変魅力的なものである。 我々はこのドッグランの魅力を街の魅力へ活かせないかと考えた。 研究学園葛城地区はまさに開発の真只中にあり、ペット飼育可能なマンションも 増えている。 我々はこれらの点に目をつけ、ドッグランを研究学園葛城地区の新しい魅力として 活用できるかどうか検証することにした。