6−1−1 歩道のプチスロープの導入〜実験1〜


実験1 歩道の段差によるガタン度把握
目的:歩車道間の段差がスロープを置くことによって歩行・通行がスムーズになることを示す。
調査日時:5月29日 17:00から
場所:天久保3丁目ミニストップ付近
(段差の場所はアンケート結果でパンクが多かった春日4丁目を選択した)
手法:実験では日常生活においては自転車の運転を想定した。
@紙コップを持ちながらの走行
A卵をかごに入れ手の走行
*実験で使用したスロープは、あらかじめ段差の高さを計測して、
それに合わせてゴム製の段差スロープの裏に紙粘土で高さをつけたものである。
紙粘土は実験の際、自転車が通った衝撃で壊れたり動いたりしないように、重さをつける役割もはたしている。


■実験α:紙コップに8割程度(深さ7cm)液体を入れ自転車の後輪上部に固定。
段差にスロープを設置しない場合とした場合とで段差を自転車で下り、コップからこぼれた水の量を比較する。
■実験β:自転車の前かごに生卵を1パック(6個)、1個乗せ、割れ方を比較する。
*自転車の速度は、こぐ回数を合わせて均等となるようにした。
実験結果に大きな差が見られたため、費用等の問題から、実験回数は3回とした。

◎結果
■実験α(水のこぼれ具合から見た衝撃度実験)の結果

スロープを設置することで、こぼれる液体の量は約45%減少した。
ここから、スロープをおいた場合とそうでない場合との明らかな差があると言える。

図5:実験αの様子

■実験β(卵のわれ具合から見た衝撃度実験)の結果