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背景・目的
| まず、「社会的ジレンマ」の定義について説明する。 藤井聡の著書、社会的ジレンマの処方箋(2003 ナカニシヤ出版)によると、社会的ジレンマとは、「長期的には公共的な利益を低下させてしまうものの短期的には私的利益の増進に寄与する行為(非協力行動)か、短期的な私的利益は低下してしまうものの長期的には公共的な利益の増進に寄与する行為(協力行動)のいずれかを選択しなければならない社会的状況」と定義されている。 この定義に基づいてつくば市における社会的ジレンマ状況として、ごみ問題を考えた。ごみ問題として、「分別方法を守らない」や「不法投棄」、「曜日を守らない」などをとりまとめて話を進めていこうと思う。今回は、その中でも、「共同住宅の住人が地域のごみ収集の曜日を守って、ごみを集積所に捨てているのかどうか」に重点をおいて調査することにした。 そこでまず、つくば市や春日4丁目についてごみ問題の現状を知るためにヒアリング調査を行った。 図1:可燃ごみに入っている資源ごみ・燃えないごみの割合 具体的には、つくば市のごみがどれだけ排出されているのか、またそれに対してどのような取り組みを行っているのか、春日4丁目のごみ集積所に対してどのような意識をもっているか等について市役所に調査を行った。また、対象としてごみを抑制させる運動を積極的に行っている取手市、つくばみらい市役所にも調査を行った。 更に、春日4丁目、いわゆる学生街において、アパートを賃貸する大家さん、自治会長、回収業者はごみ集積所の現状についてどのような意識を持ち、対策を行っているのかについて調査を行った。 |