2005年8月24日、つくばエクスプレス(以下TX)が開通し、つくばと秋葉原が45分で結ばれることになった。
今まで交通アクセスが悪く「陸の孤島」と言われたつくばだが、TXの開通によってとても便利になった。
TXに乗っていると、大規模な造成地が良く目に付く。
これはTXが鉄道建設と区画整理事業を一体で行う方式で建設されたためである。
これら区画整理によって発生した土地は主に宅地として売り出される予定であり、
今後、TX沿線で大量の宅地供給が行われる見通しだ。
つくば市は実に10万人もの人口増を見込んでおり、
つくばにある豊かな緑を活かした田園居住を提案している。
しかし、都心回帰が一層顕著になるなかで、つくばの緑は本当に
TX沿線に人を呼び込むような魅力として定着していくのだろうか?
私たちはこの点に問題意識を持った。
本研究では、つくば市にある多種多様な緑の中でも、市の総面積の約10%を占め、
近年その価値が見直されている里山に着目し、調査を進めることにした。
