周辺地域へ拡大したときの将来予測

◎提案のための基礎データ(将来予測)◎



◇調査目的◇

つくばちびっ子博士をつくば市周辺市町村に拡大させた時、 将来予想される来訪者数はどのくらいなのか、 その人数の増加によってどのような提案が必要になるのか検討する。

◇調査対象◇


図8-1:つくば市周辺図
つくばセンターを「つくばちびっ子博士」の中心と仮定し、 そこから半径20キロ圏内(目安として車で30分前後) を今回の拡大地域とした。対象地域は、土浦市、阿見町、牛久市、 龍ヶ崎市、藤代町、守谷市、取手市、伊奈町、谷和原村、水海道市、 岩井市、石下町、千代川村、下妻市、真壁町、八郷町、千代田町、 新治村、以上18市町村とする。 以上の市町村とつくば市が連携したと仮定して、将来需要予測を行なう。 また下記に対象市町村毎の小学生数、中学生数をまとめた表を示す。

表8-2:対象市町村における小中学生数表16年度(茨城県統計データより)

◇調査方法◇

現在小中学生にパスポートが行き渡っているつくば市での参加者データ、 ケーススタディとして調査した土浦市のデータをモデルとした周辺市町村の 参加者データなどを元に、計算し将来来訪者数を推定した。 以下に計算で使用した定数・変数を示す。

推定に使用した定数

推定に使用した変数

推定に使用した計算式

以上の定数・変数を用いて計算式を作成した。 以下に各周辺市町村の小学生、中学生における将来来訪者数の式を示す。

●周辺市町村ごとの中学生における将来来訪者数
                 =X・α・β……@

●周辺市町村ごとの中学生における将来来訪者数
                 =Y・α・β・γ……A

◇調査結果◇

{土浦市の場合}
以上より@+Aを各周辺市町村の将来来訪者数とする。これにより表8-2を参考にし、 土浦市の将来来訪者数を推定すると2368人となる。 参考までに延べ人数で表すと三倍の7104人となる。 (つくば市教育委員会へのヒアリング調査より つくばちびっこ博士延べ参加数14000人に対し、 実際の人数は3000人〜5000人であろうという回答が得られた。 三倍という数字はこれを元に算出) (また延べ人数とは各研究所でカウントした来訪者数の合計であり、 同じ人物が重複してカウントされている可能性がある。)

{つくば市周辺市町村の場合}
同様に表8-2と@、Aを用いて、つくば市周辺市町村(18市町村) の将来来訪者数を推定する。

表8-3:対象市町村ごとの将来来訪者数(予測)(表8-2、@、Aより)

上記の表8-3より対象市町村18市町村がつくば市と連携したと仮定した場合の 将来予測来訪者数の合計は13789人となる。 同様に参考までに延べ人数で表すと三倍の42047人となる。 この延べ人数と現在のつくばちびっ子博士の延べ人数を加算すると、 56471人となる。

{来訪者の距離による逓減を考慮した場合}
上記の将来予測では距離の影響を全く考慮しなかった。 距離の影響示す関数を作成するためには、 研究所の魅力関数などを設定しなければならないため難解であるからである。 しかし、たとえ車で来訪する割合が多いとはいえ、 周辺市町村からの来訪者数は距離の影響を受けることは間違いない。 今回の調査では扱わないが、今後必要な調査である。