◎ケーススタディの結論から◎
土浦市のケーススタディの結果より、「つくばちびっ子博士」の他市町村への拡大は
その地域の需要の確認、
その地域の学校で行なわれている体験型学習(総合学習)内容の確認ができれば
可能であることが示せた。
しかし連携という面では土浦市教育委員会へのヒアリング調査では、
「必要性が確認できればつくば市との連携の可能性もある」
という回答が得られたが、
全てのつくば市周辺市町村がつくば市と連携するという条件設定については
調査を行なうことができなかった。
私達の提案において市町村の連携という条件(広報:子供への情報提供)
が必要になるのだが、ここではその条件が可能であることを仮定し、
さらに周辺市町村の体験型学習(総合学習)内容についての調査を行う。
この調査により周辺市町村への「つくばちびっ子博士」の拡大の可能性を探る。
◇調査方法◇
・各つくば市周辺市町村の小中学校のHP閲覧による調査
つくば市・土浦市でのHP調査においては、
両市とも小中学校のHPが充実しており、調査を円滑に進めることができたが、
周辺市町村の小中学校にかんしてはHPの整備状況が
前者と比べ良い状態ではなかったので、
18対象市町村ごとのデータを周辺地域として一つにまとめた。
展望としては、
周辺市町村に電話調査や直接ヒアリング調査を行なうことによって
データの信頼度をあげることができる。今回示す下記の図7-1・図7-2のデータは
あくまで指標として捉えることとする。
◇対象市町村◇
土浦市、阿見町、牛久市、龍ヶ崎市、藤代町、守谷市、取手市、
伊奈町、谷和原村、水海道市、岩井市、石下町、
千代川村、下妻市、真壁町、八郷町、千代田町、新治村、
以上18市町村
◇調査日時◇
6月26日
◇調査目的◇
総合学習時間・校外体験学習時間に行なわれている学習内容の把握
◇調査結果◇

図7-1:他地域の小中学生対象を対象にした総合学習時間
・校外体験学習時間の学習内容の分類

図7-2:小中学生対象を対象にした総合学習時間
・校外体験学習時間の学習内容の分類におけるつくば市との比較
◇結果・考察◇
図7-1・図7-2を見て分かるように、やはり研究学園都市であるつくば市の
小中学校と比較して周辺市町村では、体験型科学学習の機会は少ないことが見てとれる。
機会が少ないことが悪いことではないが、子供達の学習の幅を広げてあげるという面で
「つくばちびっ子博士」によって、「科学」の分野を補うことができる。
よってつくばちびっ子博士拡大の潜在需要は存在する。