つくば市の小中学生の参加意志より1.9%高くなっている。
◎考察◎
つくば市と土浦市の小中学生に対するちびっ子博士への関心度に大きな差異はないと言える。
2.つくば市・土浦市の「体験型科学学習」の現状把握
◎調査目的◎
ちびっ子博士の拡大可能性のある近隣市町村の一つである土浦市に関して、
「体験型科学学習」の実施状況を把握するため、
調査を行った。
その際、つくば市と比較し、両市の体験型学習に
差があるのかどうかについて調査を行った。
◎調査方法◎
両市の各小中学校HPの「年間行事」等を参照し、
総合学習時間・校外体験学習時間に
行なわれている学習内容を調査した。
その際、内容によって6種類に分類した。
分類方法については、以下に例を示す。
- 科学・・・研究所見学等、研究所に関するもの。
- 地域・・・街歩き等、地元に関するもの。
- 農作業・・・田植え、芋掘り等、農作業関係のもの。
- 伝統工芸・・・竹とんぼ、ぶんぶんゴマ等、伝統工芸に触れるもの。
- 歴史・・・貝塚や歴史博物館の訪問等。
- その他・・・音楽鑑賞、AET訪問等。
◎調査結果◎

図5-2:つくば市・土浦市の小中学生対象の体験型科学学習の割合
図5-2はつくば市(53校)と土浦市(15校)の小中学校を対象に
総合学習時間・校外体験学習時間に行なわれている学習内容を
Web調査により分類した結果である。
つくば市では合計223件あり、
そのうち50件の「体験型科学学習」が確認され、
その内容はJAXAなどの研究施設訪問が約30%を占める。
土浦市においては合計63件あり、
その内容が「体験型科学学習」であるものは2件であった。
その2件とは、つくば市エキスポセンターの見学と
東京電力による出前レクチャーのみである。
◎土浦市教育委員会へのヒアリング◎
さらに詳しく土浦市の体験型学習について調査するため、
土浦市教育委員会へのヒアリングを行った。
土浦市では地域特性を生かした「歴史」の分野の体験型学習に力を入れており、
図5-2のように充実している。
しかし、科学の分野の体験型学習については十分でないことが分かった。
考察
「つくばちびっ子博士」は、延べ参加者数が毎年増加している傾向から
小中学生からの評価が高いことが見える。
また、観察・実験を体験できる内容が多い。
これに関して、土浦市ではつくば市と比べて
「体験型科学学習」が
ほとんど実践されていない現状がある。
さらに土浦市の子供の需要と
研究所の需要があることを考えると、
夏休みのイベントである
「つくばちびっ子博士」の
対象地域を拡大する余地は
十分にあると考える。