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   住民に対するヒアリング調査
  学生だけを対象としたアンケートに、より一般性を持たせるために、住人に対しても聞き取り調査を行いました。聞き取り調査の概要は以下の通りです。

【実施日】2004年6月13日(日)
【実施場所】土浦、荒川沖、守谷、牛久
【調査対象】実際に写真撮影を行った場所の住人
【回答数】14人、内セミパブリック空間有り8人、なし6人

■調査結果
対象1:守谷、牛久(セミパブリック空間がオープン)・・・回答数8

Q1.最も好ましい街路景観は??
→駐車スペース、表出の緑どちらもある(写真7)・・・8人
<理由>
・ 広々、すっきりしている。オープンな感じ。(スペースがある)。
・ 緑が多い
・ 見通しがよい。
・ 明るい。

   
Q2.最も好ましくない街路景観は??
→ブロック塀(写真3)・・・8人
<理由>
・ 最悪。論外。
・ 道が狭い
・ (ブロック壁により)街が狭くきつく感じる。狭苦しい。
・ 風通しが悪い。
・ 人間の住むところではない。

Q3.駐車スペース、表出の緑の問題点は?
<駐車スペースについて>
・特にない
・見られている感じは多少あるが、それほど気にならない。
<表出の緑について>
・特に何もなかった。
・1、2度持っていかれた。自転車がぶつかってこわれたが、特に問題視はしていない。

対象2:土浦、荒川沖(セミパブリック空間が閉鎖的)・・・回答数6

Q1.最も好ましい街路景観は??
→駐車スペース、表出の緑どちらもある(写真7)・・・3人
→垣根(写真4)・・・2人
→表出の緑のみ(写真6)・・・1人

 <理由>
駐車スペース、表出の緑どちらもある写真について
・さっぱりしている
・外から見たらすっきりしている
・きれい
・まとまりがある
・建物が新しくて明るい
・花がきれい
・明るい

垣根の写真について
・緑が多い
・落ち着く
・緑が好きなので、緑が多いほうがよい
・手入れが大変だが、それでも緑が好き
・ブロック塀よりも垣根のほうがよい。(ブロック塀との比較において)

表出の緑のみの写真について
・路地(スペース)がないため、子供にとって安全である
・花がたくさんあってよい

  アンケートの内容は撮影した写真5枚を見せ、好きな写真を選んでもらい、その理由を聞く形をとりました。また、セミパブリック空間がオープンな家の住人に対しては、そのことによる問題点についても聞きました。結果は、セミパブリック空間のあり・なしに関係なく、どちらの住人に対しても、駐車スペース、表出の緑どちらもあるものが好ましいという結果が得られました。その理由としては、「すっきりしている」「明るい」、「広々している」、「花がきれい」、などが挙げられました。

  問題点については、駐車スペースがあることによって、「家が丸見えになる」、「プライバシーが侵される」などの問題が考えられましたが、「多少見られている感がある」と答える人もいましたが、それほど気にしておらず、「気にならない」と答えた人がほとんどでした。また表出の緑については、「盗まれる」、「花が壊される」などの問題点が考えられましたが、実際そのようなことはほとんど起こっていないことがわかりました。セミパブリック空間があることによる問題点はないといってもよいです。

・分析結果(仮説の検証)>>


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