調査結果
文献調査
外あそびには、次の4つの効用があげられる。
1.社会的能力の発達
あそびをすることによって相手とコミュニケーションをとったり、決められたルールの中で遊んだりするようになる。
2.知的能力の発達
既存のあそびにオリジナルなルールを付け加えることで新しいあそびを創造する。
3.運動能力・体力の発達
体を思い切り動かすことにより、運動能力・体力が向上する。
4.経験の拡大・充実
様々な人や自然に触れることによって、感性が磨かれる。
このように、外あそびによって子どもたちは様々な面で成長するということがいえる。
以下の図は、内閣府が行った体力・スポーツに関する世論調査の結果を表したものである。
自分の子どものときと比較して、
今の子どものスポーツや外遊びの環境がどのようになったと感じるかを聞いたところ、
「よくなった」と答えた者の割合が21.5%、
「変わらない」と答えた者の割合が7.4%、
「悪くなった」とする者の割合が64.1%となっている。
次に下の図は、自分の子どものときと比較して、
今の子どものスポーツや外遊びの環境が「悪くなった」とする者(1352人)に、
それはどのようなところか聞いたものである。
「子どもが自由に遊べる空き地や生活道路が少なくなった」を挙げた者の割合が69.4%と最も高く、
以下「スポーツや外遊びができる時間が少なくなった」(51.6%)、
「スポーツや外遊びをする仲間(友達)が少ない」(41.6%)、
「親子でスポーツに親しむ機会が少ない」(16.6%)などの順となっている。
以下の図は、塾・習い事の利用率を学年別に示したものである。
塾に関しては、学年があがるにつれて増加している。
また習い事に関しては、どの学年も7割前後を占めている。
多くの小学生が塾や習い事に通っていることがわかる。
以上から、「空間的環境の悪化」と「自由な時間の減少」という二つの原因により、子どもの外あそびが減少しているといえる。