1.背景

 近年、多くの自治体がごみ処理問題に頭を抱えており、 社会的にも資源循環型社会の必要性が高まってきている。 これはつくば市においても言えることである。平成元年 から平成8年にかけてつくば市内のごみの量は増加傾向にあり 、特に事業所から出る燃えるごみの著しい増加には目を見張る ものがある。来年秋にはつくばエクスプレス(以降TXとする) も開通される予定であり、それと平行して沿線開発も進んで いる。つくば市では約10万人の人口増加が計画されており、それ に比例してごみ増加が予想される。以上のことから、私たちは これらの一つの対策として、現在つくば市の燃えるごみの約1 0〜15%を占める生ごみに注目し、これをうまく利用できないかと考えた 。しかし、つくば市内では範囲が広く、現実性も薄いため、私たちは筑 波大学食堂から出る生ごみに注目し、より身近な問題として考えた。


2.目的

 大学食堂から出る生ごみを有効活用する循環システムの構築を提案し、それぞれの 循環システムについて課題を考察する。