2-5 本調査



私たちは第2章の4で設定したテーマを解決するために本調査としてアンケートと現地調査とヒアリング調査を行った。

@アンケート調査

<アンケート概要>
目的子供の目線から見た危険個所、不安個所の把握
保護者の防犯意識の把握
対象つくば市内対象地区の小中学生(小学校3校、中学校1校)
回答数507枚(70.5%)
形態選択式、自由回答式、地図記入式



<アンケート集計結果>

選択式アンケート(抜粋)より


あなたが通う学区は不審者が多いと感じますか?

A小学校

A中学校
 

B小学校

C小学校

⇒A地区では不審者が多いと感じている子供が多い。





市役所、警察などの行政がどのような防犯・交通安全活動を行っているか知っていますか?

A小学校

A中学校
 

B小学校

C小学校

⇒行政の防犯活動はどの地区でもあまり把握されていない。





PTAや自治会で自主的に防犯・交通安全活動を行っていますか?

A小学校

A中学校
 

B小学校

C小学校

⇒A地区では他の地区に比べて自主的な防犯活動が盛んである。


自由回答式アンケート(抜粋)より


行政に対しての要求
  • ハード面の充実
  • 不審者発生の情報
  • 活動状況の情報

PTAの現在の活動
  • 安全対策委員会(平成16年度より発足)
  • 横断歩道での旗持ち(りっしょう当番)
  • 自転車パトロール
  • 「110番の家」の設置


地図記入式アンケート



図6:A地区地図記入アンケート結果


A現地調査

アンケートで記入してもらった地図をもとに、A地区の現地調査を行った。



図7:A地区現地調査


現地調査の写真


写真1
この写真は団地から遊歩道へと伸びる裏口のような道を写したものである。このとおり、遊歩道からは木々がさえぎってアパートが見えなくなっている。



写真2
この写真は、上の写真と同じ遊歩道であるが、このように薄暗く、少なからず不安を感じる。



写真3
この写真は、夜になっても街灯をさえぎるように木々が立ちこんでいる場所である。街灯の機能を100%果たしているとは言い難い。

※ 2004.5.28 17時ごろ撮影 天気晴れ


<アンケート結果の考察>

A地区の特性として、子供たちの不審者に対する不安が大きくなっていることがわかった。
各地区に共通して言えることとして、情報共有の不足があげられる。ここでの情報とは実際に起こった事件についての情報だけでなく、日常にどのような活動・指導を行っているかという情報も当てはまる。
一方、保護者の防犯意識が高いことも見て取れる。そのため、PTAを単位とした活動が拡大していることがわかった。しかし、上記の「自転車パトロール」は実際には自転車の籠にプレートをつけているだけで、綿密に計画されたようなパトロールではないこともわかった。


Bヒアリング調査

アンケート調査までの集計結果と考察をもとに原案を作成し、それに対する意見を警察・学校・PTAからいただいた。

共通の認識
  • 三者間の情報共有がしっかりとなされていない。
  • 新たな活動によって大きな負担は避けたい。

学校より
  • 担当者が不足しているため活動に限りがある。

警察より
  • 優れた情報共有システムがあれば参加したい。

PTAより
  • 自転車パトロール以上の活動の必要性を感じる。
  • 事件の情報をすぐに入手できれば便利だ。