| 7.結論 |
私達の提案の多くは、あくまで地下水、もしくは湧水を利用する事が多くの前提となっている。しかし、地下水や湧水の水質・水量は天然資源であるため、将来的にどのような変化が起こるかわからない。近年の環境問題を考えると、突発的に水質に問題が起こっても不思議ではない。よって、いずれの代替案を選択するにしても、行政は代替案を稼動している間に、上水道施設の整備、配水管の敷設が急務であると考えられる。上水施設完備には、非常に長い時間がかかるであろう。だからといって、未整備地区への上水道整備を無視するわけにはいかない。
その一方で、住民も代替案に頼ってばかりいるのではなく、いずれは上水道に加入する事を視野に入れた上で、限りある資源として自然水を有効活用しなければならない。それに、水は大切であるという事を再認識し、危機感を持って水利用に対処していかなければならない。中水利用等、硝酸性窒素の含まれた井戸水の使い方は飲まなければ使用可能である。有効な地下水利用を検討していただきたい。
現状においては私達の提案した対策案を緊急的代替案として各地域に提案していく事が望ましいのではないだろうか。上水道敷設後は地域住民に様々な視点から積極的に上水利用を働きかける事が考えられる。
私達が調査したつくば市西部では住民の井戸水に対する危機感が低く、かつ現在の行政の対応も決して満足のいくものではない。しかし、水質サンプリング結果からも分かるようにつくば市の地下水には大きな問題がある。これらの問題に対処するために、また今後さらなる問題が起きた場合の事も考え、不測の事態が起こった時に早急な対応ができるような事前の準備が必要であると考える。よって、短期的な対策として私達の代替案を利用し、長期的対策として上水道の普及をさせる事が重要ではないだろうか。私達は、住民への意識改革を含めた上で、具体的な対策の実施をつくば市・茨城県に期待する。