3.2. 4庁舎方式
〜つくば市庁舎トライアングル構想〜
3.2.7 比較からの考察
メリット、デメリットをまとめた。
メリットとしては、総移動距離が双方の案共に約5割カットできる。
そして、都市整備部・建設部が谷田部庁舎に持ってくることで、新線開発
地区に近くなる。そして、この提案のサブタイトルでも上がっていたように、
春日を除く庁舎間距離が直線距離で8.5kmと等しくなり、庁舎位置が
トライアングルを描く。そしてこのトライアングルの中に、つくば市の
全人口の集中するウェーバー1点が収まるようになる。
デメリットとしては、中枢の庁舎の事務室面積が足りない。双方の案ともに
春日庁舎の駐車スペースが足りなくなる。
そして桜庁舎付近の道路事情が悪いということが挙げられる。桜庁舎へ行く
ためには県道201号線を通ることになり、この県道201号線から桜庁舎への
道のりでは途中、幅が狭くなるところ、中央線が引かれてないところ、見通しの
悪いところがある。その上、車の行き交いも決して少ないとは言えない状況にもある。
そのような状況の中、教育委員会を桜庁舎に持ってくることで谷田部と桜との
移動回数がより増加するものと考えられる。したがって、現在以上に交通の便が
悪くなるというデメリットが発生する。
■ 考察から
この考察からの提言として、中枢機能をもつ庁舎の事務室面積が足りないとは述べたが、
現状でも説明したようにつくば市の職員数は減少傾向にあるので、職員数がこのまま
減り続けるのであれば、いくらかこの提案の実現性が高まるのではないかと考えられる。
各庁舎職員内訳(案)
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