2-6考察
- 公園実態調査より、年齢と性別に関しては両公園の間に差が認められた。しかし、このことのみからは、両公園の間に一概に差があるとはいえない。また、両公園においてゴミの数、遊具の整備、草木の適切な管理、利用者数の増加、維持管理費の低減には差が見られないことがわかった。
- 周辺住民へのアンケートより、公園に関する活動において大きな差が見られた。イベントについての差は、アンケート実施時に伺った話によると、AAPの有無によって生じたものではなく、両公園における自治会の活動によって生じたと考えられた。除草作業、清掃についての差は、AAP活動の内容からみて、AAPの有無によって生じたと考えられた。
- 管理費用は公園によって違うが、これは両公園の木々の数や種類が異なる為と考えられた。除草・清掃の回数は両公園において差は無かった。これらのことを考慮に入れると、AAP制度がもたらす費用削減効果はほとんど無いことが分かった。
以上のことから、AAP活動参加者には精神的効果が見られ、公園の除草・清掃活動を行う人の割合も多かった。しかし、維持管理の質の向上や利用者の増加など実利的効果はほとんど見られなかった。現状においては、AAP制度による効果は精神的な側面にとどまり、公園における直接的な問題解決には至っていないことが考えられた。