住民アンケート


   利用人数に関する分析によって選択した2つのコース、利用者数の多い3コースと少ない6コースにどんな違いがあるのかを探るためにアンケート調査を行った。

アンケートのサンプリング、配布方法
   人口密度と65歳以上の人口割合を変数とし、クラスター分析を用いて3コース、6コースそれぞれ3つの地域に分類した。それらの地域ごとに班員が世帯をランダムに選択してアンケートを配布し、家族全員に答えてもらった。2つのコースに100枚ずつ配布、回収率は80.5%であった。

アンケート内容
   回答者の性別、年齢、職業、3コースと6コースの違いの要素となるであろうことに関する質問(のりのりバスの認知度、利用経験、利用したことのある人には、目的、行き先、利用したことのない人には利用しない理由など)
 
アンケート結果

図5-1-1 年代別サンプル数
図5-1-2 のりのりバスの認知度について(3コース) 図5-1-3 のりのりバスの認知度について(6コース)
図5-1-4 のりのりバス利用経験について(3コース) 図5-1-5 のりのりバス利用経験について(6コース
図5-1-6 利用しない理由(3コース) 図5-1-7 利用しない理由(6コース)
図5-1-8 出かけるときの交通手段(3コース) 図5-1-9 出かけるときの交通手段(6コース)
図5-1-10 運賃について(3コース) 図5-1-11 運賃について(6コース)
図5-1-12 利用できる対象について(3コース) 図5-1-13 利用できる対象について(6コース)

※アンケートの自由意見部分をまとめたものは こちら(.doc) をクリックしてください

アンケート結果から解ること
   予想に反して、3コースと6コースに違いは見られず、認知度も思いのほかあり、期待通りの答えは返ってこなかった。のりのりバスは知っているが、利用したことがないという人が多く、利用しない理由は利用する必要がないとのことで交通手段のほとんどを自動車が占めていることから、住民の多くは自動車があるのでのりのりバスに乗る必要はないということが分かった。また、半分の人が運賃を取った方が良いと考えていた。

   この他にアンケートの中で、のりのりバスに対する意見と、「9000万円の税金がのりのりバスには使われているが、それを聞いてどう思うか?」という質問に対する答えを書いてもらった。しかし、ここでも3コースと6コースで意見に差はほとんど無く、まとめてKJ法で整理した。整理した結果は次ページに載せてある。

   9000万円の税金についてだが、大きく分けて意見を3つのグループに分けることができた。のりのりバスを見かけるが、一人二人しか乗っているのを見たことがない、税金の無駄遣いだという意見のグループ、つくば市という完全な自動車社会では交通弱者にとってこのようなバスは必要だ、福祉都市を目指す市の方針から言えば仕方ない、9000万円は妥当だろうというグループ、無料をやめて有料にすべきなどシステムを改善すべきだというグループである。アンケートに答えてくれた方々の9割以上の人が、のりのりバスを利用したことがないということを考えれば、当然かもしれないのですが、税金の無駄だという意見が多かった。

   次にのりのりバスについてどう思うかという質問に対する答えだが、現状のままでは9000万円は割に合わない、という意見が多数あり、利用していない人のほうが、多額の税金が投入されていることに対して嫌悪がある人の割合が高い。そして、住民はつくば市内での公共交通機関の必要性を感じていて、のりのりバスには肯定的であるのだが、多くの改善を望んでいる。

   印象に残った意見として、運転が荒いという意見を、アンケートの中では少ないのりのりバス利用者の意見の中で、何回か目にした。もっとPRをという意見では、バスが走っているのを見たことはあるが、コース、バス停の場所などは全然知らないという人が多数いた。先程のりのりバスを知っているか、という質問に対して8割から9割の人が知っていると答えていたが、その人達は、のりのりバスの存在は知っていても、どのようなシステムなのか詳細を知らない人達であるのだ。老人や障害者の人しか乗れないと勘違いしている人も何人かいた