過去アンケート分析


  少し古い資料(のりのりバスの前身である福祉循環バス運行に対する意見)であり、
対象も老人の方々と偏っている。しかし現在存在する唯一のアンケート結果であり、今後私たちののりのりバスの調査の資料や、アンケート作りの見本に
なるということで結果を考察した。 (資料提供:つくば市 アンケート対象:各老人会)

分析目的 ・市民の循環バスに対する意見を知り、利用者が少ない原因を探る。
・利用するとしたら市民は何を望んでいるかを把握する。
方法 ・福祉循環バスの運行が開始される際につくば市が行ったアンケートの自由回答部分に対する回答を、KJ法を用いて分析した。
・各質問ごとの回答をグラフ化し、どんな特徴があるかをまとめる。

KJ法 ・・・・・ 日本の文化人類学者である川喜田二郎氏が考案した創造的問題解決の技法。(川喜田二郎氏の頭文字をとってKJ法と呼ばれている。)
KJ法とは、個人思想や会議、市民意見などで出されたアイデアを集約していく手段であり、様々な調査や情報収集などから得られた情報を一つずつ小さなカードに書き込み、それらを小さなものから大きなものへグループ化して組み立てて図解していくことで、問題を明確化させたり、情報を構造化することが可能でとなる。問題の正体がはっきりしない時に明確化したい場合や、バラバラの情報をグループにまとめることで問題を構造化したいときに有効である。

※なお、KJ法を行う際に、KJ法を容易にできるソフト「発創力 ver.1.0」(Copyright (株)日本コンピュータ研究所 1998)を使用した。
(現在、配布されていません。)

図4-2-1 KJ法分析結果簡略図

※簡略図は数多くある意見を大まかにまとめたものです。各意見を全て含む図は ⇒賛成 ⇒反対 をクリックしてください。

・以下は各質問に対する回答をグラフ化したものである。

図4-2-2.福祉循環バスを利用するのか
図4-2-2から利用したいと思う人が80%を越えており、老人の方々はこのバスに大きな期待を寄せていることが分かる。やはり車を運転できない人が多いということの結果であろう。
しかし利用しないという人の理由では圧倒的に車を運転するからというものが多いため、
対象者をつくば市民全体に広げたときにかなり変わってくる可能性が高いと思われる。



図4-2-3. 運行間隔がどのくらいなら利用するのか
この図からみて分かるとおりかなりばらつきがある。この図から判断すると1時間以内が1つの目安として考えられる指標といえる。しかしのりのりバスの運行間隔は2時間であり
かなり期待にそぐわないことが伺える。



図4-2-4. どの施設に行ってみたいか
これは老人を対象としているのであたりまえと言えばあたりまえで老人福祉センターが1番となった。公共機関に対するつくば市のアクセスの弱さが、これだけ多くの場所が大差なく分散している要因であろう。



図4-2-5 目的地なでの所要時間がどのくらいなら利用するか
この図から1時間以内に目的地に到着することを期待していることがわかる。この比率はは目的地までの距離と大きく関係していると思われる。これはのりのりバスはほぼ満たしている。



図4-2-6 家から停留所までどの位離れていても利用するのか
集落内にあることを前提として考えている人が多いようである。のりのりバスはこの質問に関しては文句のつけようが無い。



図4-2-7.料金は無料がいいか
この図から半々という意見になった。これはかなり意外な結果と言えよう。有料でさえ利用したいということはそれほどバスが必要であるということだ。



図4-2-8.有料の場合いくらまで払っても良いか
50円が多い。やはり限度は低く100円を超えると乗らなくなる。しかしこの結果は鵜呑みにできない。もし運行されるときになるべく安くするために、わざと低い値段を答えている可能性もあるからだ。



アンケート分析から読み取れる市民意見の特徴
・高齢者からの福祉バス運行の要望が強い
・既存の交通機関に不満があるために、福祉バス運行を期待している人が最も多い
・運賃無料にはそれほどこだわっていない
・福祉のとらえ方の違いによる反対意見もある
・多くの税金が投入されることへの嫌悪がある