自治組織アンケートの目的
学生居住地区の環境が改善のためにどのような自治組織が形成されれば望ましいかを調査する。
調査方法
学生150人を対象として、生活環境についての調査と同時に行いアンケート項目のQ8からQ12として調査した。
Q8.あなたの家の周りの環境について、次のような事項での不満があれば○をつけて、ご意見をお書きください。
ごみ集積場が汚い( )
路上駐車が多い( )
騒音・振動( )
その他気付かれたこと( )
上に挙げた問題点を改善するため自治組織(自治会)を作ると仮定します。具体的な活動内容としては、週一回ゴミ集積場周辺の清掃、路上駐車を改善するための見回り、ポスターの掲示などの活動が考えられます。
Q9.このような自治組織は、次のどちらが望ましいと思いますか?
・全員加入
・任意加入
・その他
図2‐3‐9 自治組織の加入形式
Q10-1.自治組織が全員加入の場合、あなたはどのような形式ならばゴミ拾い等の活動に参加しますか。
報酬があるなら参加すると答えた人の平均価格 563円
図2‐3‐10 全員加入の場合の参加形式
Q10-2.自治組織が任意加入の場合、あなたはどのような形式ならばゴミ拾い等の活動に参加しますか。
報酬があるなら参加すると答えた人の平均価格 792円
図2‐3‐11 全員加入の場合の参加形式
Q11?1.Q10?1(自治組織が全員加入の場合)で?、?と答えた方にお尋ねします。どのくらいのペースで清掃や見回りなどの活動に参加できますか。
図2‐3‐12 全員加入の場合の参加頻度
Q11-2.Q10-2(自治組織が任意加入の場合)で1、2と答えた方にお尋ねします。どのくらいのペースで清掃や見回りなどの活動に参加できますか。
図2‐3‐13 任意加入の場合の参加頻度
Q12.自治的組織の活動によって、家の周囲の環境が改善されるとしたら、運営費用として月にいくら支払ってもよいと考えますか。
平均328円
図2‐3‐14 環境改善のための出資金額
Q8、 自分の家の周りの環境についてなんらかの不満をもっている人が98人で、学生の約三分の二が不満を持っていることが分かった。内容としては路上駐車が最も多く次いでゴミ問題、騒音・振動だった。
Q9、 環境改善のための自治組織を作ると仮定した場合、任意加入の形式を望む人が多かったが、これは自分が活動に参加したくない人が含まれるためと考えられる。
Q10-1、全員加入の自治会ができた場合、じつに四分の三もの人がゴミ拾い等の実際の活動に参加してくれると答えた。Q11の活動の参加頻度つき一回と、12の環境改善のための出資金の平均328円を考慮すると、地域内の居住者全員からお金を集め運営費用と活動参加者への報酬とすることが現実的に可能であると考えられる。
Q10-2、任意加入の自治会が出来た場合、43%の人が加入しないと答えたが、加入してくれる人の約半数(全体の27%)がボランティアでゴミ拾い等の活動に参加するつもりがあることが分かった。また、自治組織加入者だけが運営費を負担するという形は損得を第一に考える学生の性格を考えると不向きであることから、運営費の中から参加者に報酬を出すことは不可能なシステムであると考えられる。
Q11、 任意加入を望む人の方がゴミ拾い等活動への参加頻度は若干高くなるようだが、月一回の活動なら参加可能という答えがどちらの形式においても最も多かった。
Q12、 環境改善のためにお金を支払っても良いという人が学生の91%を占め平均金額の平均は328円であった。だが環境改善という言葉のイメージが人によってまちまちであるため、現実的に回収可能である金額はもう少し低くなると考えられる。