5.調査結果

 全サンプル数141のうち有効サンプル数は129で、91.5%が有効であった。なお、表にはヒアリング調査を行ったすべての公園を記載した。各公園別のうちわけは以下の表7に示す。

表7.各公園のサンプル数
公園名 今宮公園 宮下公園 白畑公園 まつぼっくり公園 松野木公園 合計
サンプル数 10 32 25 69 141

 前章でも述べたことだが、5つの調査対象地区の公園から利用を決める1つの理由として「人口密度」が関係していると考え、周辺人口密度の少ない「宮下公園」と「今宮公園」を除いた。これらの理由別円グラフが類似している白畑児童公園を代表として調査結果を記す。

5−1. 白畑児童公園

利用者の自宅から公園までの平均距離を調べたところ、195.7mであった。

図8.白畑児童公園理由別円グラフ


 また、公園にくる理由を利用者に聞き、理由別グラフ(図8)としてまとめてみると、「家に近い」という立地に関する理由と、「好きな遊具がある」、「たくさん遊具がある」といった遊具に関する理由で、あわせて72%を占めていることがわかる。これは、建設省が定めた「住居に近く、遊具が設置される子供の遊び場」という街区公園の定義に当てはまっている。 プロット図(図9)を見ても公園から半径250m圏内の子供たちが遊びにきていることがわかる。つまり、白畑公園は、建設省の基準に当てはまった一般的な公園であると言える。

図9.白畑公園プロット図

5−2. まつぼっくり公園

 現在、まつぼっくり公園では、毎週木曜日と金曜日に幼児サッカー教室が行われている。利用者の自宅から公園までの平均距離は、イベントを行っていない日の場合、219mであった。しかし、イベントを行っている日の場合の平均距離は、799mでイベントを行っていない日の3倍以上にも広がっていた。 

図10.まつぼっくり公園理由別円グラフ

 理由別円グラフ(図10)を見てみると、一般的な公園である白畑公園と比較した場合、立地に関する理由と、遊具に関する理由の割合が減り、イベントに参加することを目的として公園にくる人の割合は、33%と高くなっている。 
また、プロット図(図11)をみてみると、イベントが行われていない場合の、利用者が公園に来る範囲は、公園から半径250m以内のところに集中している。
 一方、イベントが行われている場合(図12)は、非常に広く、二の宮地区外からも人が集まっている。また、プロット図の範囲には入らなかったが、公園から遠く離れた牛久市に住んでいる人たちにも利用されていた。

図11.まつぼっくり公園プロット図(イベントがない日)

 

図12.まつぼっくり公園プロット図(イベントがある日)

5−3. 松野木児童公園

利用者の自宅から公園まで平均距離は、324.9mとなった。 

図13.松野木公園理由別円グラフ

 理由別円グラフ(図13)をみてみると、一般的な公園である白畑公園と比較した場合、施設に関する理由の割合が30%と高くなっており、公園周辺の施設の利用にともない公園を利用していることがわかる。周辺には、保育園、児童館、幼稚園、公民館、小学校があり、子供たちの生活の場として非常に特化した地域になっている。
またプロット図(図14)を見てみると、公園から半径250mを超えて利用されていて、公園の周辺に施設があれば誘致圏が広がっていることがわかる。

図14.松野木児童公園プロット図