2.目的

 公園の「利用」に関しては、利用者数に代表されるような数量的な側面と、誘致圏に代表されるような領域的な側面の2つがある。事前に行ったプレ調査では、領域的な公園利用の実態として、誘致圏外からの利用者がある街区公園も認められた。これは、建設省の設置基準とは異なる実態である。また設置基準では、街区公園を住居に近く、遊具が設置される子供の遊び場として定義しているが、誘致圏外からの利用者がある街区公園には一般的な遊び場としての機能だけでなく、その他の特徴を持つものが確認された。プレ調査に基づく班内でのブレインストーミングの結果、「施設の隣接」「イベントの開催」が人を引き付ける特徴として浮かび上がった。そこで本研究では、公園は利用されるべきであるという立場に立ち、「施設の隣接」「イベントの開催」の2つの特徴に焦点を当て、つくば市における街区公園の誘致圏の実態を解明することを目的とした。要素によって異なる誘致圏を明らかにすることで、建設省の公園設置基準や新たな公園の利用形態における提言を行う。


図3.実習の流れ