宍塚大池・天王池ニュータウン事業計画


宍塚大池・天王池周辺開発計画図

1、計画の目的

 土浦、つくば間の業務核都市としての機能を充実させ、また、新交通システムの開通に伴い、利用客の増加を促すため、宍塚大池・天王池周辺に住宅、業務を立地させる。また、土浦市における人口増加の受け口、土浦市全体としてゆったりとした宅地開発を進める上での既存住宅地ヘの新規流入の抑制を目的とする。

2、計画の基本方針・理念

 大池・天王池周辺の優れた自然との共生を目指していく。環境共生をこのニュータウンの主理念とする。
 また、生涯学習社会に対応した公共施設整備を行なっていく。
 業務については、業務核都市としての役割を果たしていけるように、企業の立地を促していく。

3、事業概要

4、環境共生

 緑地についてだが、可能な限り緑地を保全する方向で開発する。開発による緑地面積の減少は、およそ20haに抑えた。開発される部分の樹木を荒れ地に移植することにより、緑の減少を小さくする。開発後も住民によって緑の維持、荒れ地の整備を行っていく。
 また、ニュータウンから大池、天王池まで遊歩道を整備し、自然を楽しめるようにする。
 自動車の利用を抑制するため、徒歩・自転車のための整備を進めていく。

5、住宅・住民・まちづくり

6、交通

7、公共施設

 宍塚中学校を整備する。生徒数が多くないため、また、生涯学習の推進のために、中学校とまちづくりセンター、公民館、図書館分館、幼稚園などの公共施設を一体的に整備する。生涯学習施設のインテリジェント化を図っていく。まちづくりセンターについては管理の一部を宍塚の自然と歴史の会に委託し、自然保全のまちづくりを推進する。また、上高津貝塚、考古資料館、養護学校、精神薄弱者通所授産施設「つくしの家」、心身障害者福祉センターとの近接性をいかし、これらに関する生涯学習の中心としての機能も果たしていくようにする。小学校は既存の宍塚小学校で対応する。つくば側にもまちづくりセンターなどを整備していく。


大池ニュータウン公共施設完成予想図

8、商業

 宍塚、大池、天王池それぞれの駅前に商業を立地させていく。スーパーマーケットの他に、郵便局や銀行、レストラン、医院など日常生活を送る上で必要となるもの・サービスが大体そろうようにし、徒歩・自転車で生活できるようにする。3駅の内、大池駅周辺をニュータウンの商業の中心となるようにする。土浦駅前の商店に配慮し、大型店は立地させない。大型店を利用する時は新交通システムで、市街地に行ってもらうようにする。
 業務用地内には郵便局、銀行、レストランなどを整備していく。
 計画的に整備し、規制をきつくすることによって無秩序な展開を防止する。

9、業務

 特定業務施設や公益的施設を誘致し、東京の機能の一翼を担い、県南地域の自立性を高めていく。
 商業と同様、計画的に整備し、規制をきつくすることによって無秩序な展開を防止する。

10、各駅圏

 大池駅  宍塚駅  天王池(つくば市)