6.新治

<原点>「森林開墾フロンティアスピリット」


新治には多くの古墳群が存在する。私たちは、新治の原点はこの古墳群に眠る豪族たちのフロンティアスピリットあるとした。

<現状>「耕作放棄地の増加と農家の高齢化」


現在、新治では農家の高齢化、耕作放棄地の増加が進んでいる。新治の耕作放棄地の特徴は、筑波山のふもとであり、新治台地の上であり、複雑な地形となっている。また、農地基盤整備未実施の土地が多く、農業の大規模化は難しい。

さらに、耕作放棄地の40%は「草刈り等では耕作できないが、伐採、伐根、客土、排水などの条件整備を実施して利用が可能となる農地」と判断されている。農業委員会の米田様のお話によると、これらの土地は今後放置し続けると森林原野に戻っていくが、「農地」の区分から今後外すことができるようになる可能性もあるそうだ。





図13.新治の耕作放棄地面積






図14.2010年土浦市年代別農業就業者割合




<未来>「みんなが集う里、新治」


みんなが集う里として、かつて開墾され人々が住み手入れされた里山である新治の原風景を取り戻す。そのために、まず新治発見ワークショップ、次に新治暮らしを提案する。


新治ワークショップの内容は、耕作放棄地の開墾、薪集めや農業体験、食品加工体験、新治の伝統行事など、新治での里山暮らしの魅力を知ってもらうものとする。このワークショップの実行主体は新治の住民の方々であり、このワークショップを通じて新治の住民の方々とのつながりもつくることを意図する。土浦市の立地条件を生かし、首都圏からひろく参加者を募る。


次に新治暮らしの提案をする。新治では、ワークショップ参加者などから、新規就農者を中心に「差と和間暮らしをしたい!」という移住希望者を募る。耕作放棄地の貸し出しや農業指導など土地をもたない新規就農者にやさしい思索を実施する。また、今後作付けが厳しい耕作放棄地を地域住民のコミュニティが、農地ではなく入会地として、コミュニティ単位で薪集め、たい肥つくり、きのこがりなど自由に使うことができるよう、農業委員会と協力し、団体への貸付けをすすめる。


新治でつくられた作物は土浦全体で消費するものとし、市内の小中学校や介護施設の給食、また、土浦市ないのコンビニ内に新たに設置する「つちまるコンビニ」にて加工提供する。


ワークショップを通じ、新治での里山暮らしの魅力を広報、さらに移住希望者を募り、かつて人々が自然とともに暮らした里山の風景を新治に取り戻す。





図15.新治ぐらしの提案