2.中央地区
<原点>「城下町の賑わい」土浦駅前一帯は古くから土浦城の城下町として栄えた。現在でも、亀城公園(土浦城)やまちかど蔵大徳・野村など、多くの歴史的資源が残り、訪れる人にこの街の城下町としての「原点」を想起させる。
<現状>「市役所移転による駅前の変化」市役所機能移転による影響として、市役所利用者の来庁による駅前の賑わい創出が予想される。新市役所利用者による賑わい、つまり人の流れをより広い範囲へと拡大したいと考える。一方で、現ウララ2ビル7階の男女共同参画センターは、市役所移転により実質廃止される予定となっている。
これに伴い、参画センター内の予約制市民向けスペースも廃止。このスペースは多くの市民に利用されており、パブリックコメントにおいても存続を望む意見が寄せられている。市役所移転後も市民向けスペースを継続するべきだと考える。

図3.男女共同参画センター内の市民向けスペース・2010(H22)~2012(H24)年の利用状況
以上の観点から、二つの計画施策を提案する。第一に「土浦駅〜亀城公園への歩行者向けルートの整備」。土浦駅前からモール505、商店街、中城通りを通って亀城公園に至るルート、「タイムトラベルウォーク」を設定する。このルートを歩くことにより土浦中心市街地の歴史巡りを体験できる。
加えて商店街のアーケード整備・飲食店の誘致、モール505の改修等の仕掛け作りにより新市役所利用者の利便性を向上、人の流れを創出し、賑わいの拡大を目指す。第二に「市民向けスペース補完に向けたモール505改修」。ウララ2内・市民向けスペースをモール505内へ移転するなど、モール505を市民向けのスペースとして整備する。1部屋60㎡(60人強収容)とし、3部屋を設置することで計180人が利用可能な研修室を設置。加えて土浦市の郷土資料を展示する。
「郷土資料室」を設けることで、「タイムトラベルウォーク」との連携を図る。外観に関しては、建物壁面に木製ルーバーを取り付けることで暖かな印象を与える建物へと改装する。また、モール505南側の駐車場を広場へ、南側の道路を歩行者専用道路へと改修することで、「タイムトラベルウォーク」による賑わい拡大に寄与する。これら二つの施策を実施することで、市民と観光客に対する利便性の向上、賑わい=人の流れの溢れる中央地区の「未来」の実現を目指す。

図4.モール505南側の修景イメージ

図5.中央地区での思索実施イメージ