3 章 マスタープランの構成

 

 第3章では,第2章で述べた土浦市の現状(特徴・問題点)を踏まえ,それらを改善し,さらに土浦市をより良いものにすることを目的とした,マスタープランの構成を述べる.

構成として,まずは目指す都市像を示す全体構造を述べる.そして,基本理念を述べ,それにそった詳細な構想を述べることとする.

 

3.1 全体構想

 

 全体構想として,まちづくりの観点まちづくりで目指す都市像・基本理念を説明する.

 本マスタープランでは都市の観点を時間軸で見ていくこととする.それは,例えば,季節によって催されるイベントが変わったり,時間帯によって顕在化してくる問題があったりと,見えてくる都市の表情が変わってくるからである.このことを考慮して,土浦市の「過去・現在・未来」を考えていくことにより,人口減少と少子高齢化が著しい土浦市のマスタープランを作成できると考えるからである.また,目標年次は20年後である2030年とする.20101219日現在の人口は,144,124人である.今から20年後は現在よりも人口減少と高齢化が著しいと予測し,少子高齢化対策や,住民にとってより住みよく,魅力あるまちづくりを行う必要性があると考える.

3.1.1 目指す都市像

 

 都市は時代によって変化する環境に対応していかなくてはならない.よって私たちは,「過去が息づき,時代のニーズにあったまち」を目指す都市像として掲げる.「過去・現在・未来」を,「資源・交通・施設利用」という観点に落とし込み,これらに着目した土浦市のマスタープランを作成する.

 

3.1.2 基本理念

 

 まちづくりの基本理念は以下の通りである.

1)  資源を活かして過去を大切にするまちづくり

 土浦だからこその資源を見出し,まちかど蔵や霞ヶ浦に空間としてのつながりをもたせる

2)  交通による時の流れを止めないまちづくり

 土浦市で発生している慢性的な交通渋滞に着目し,現在進められている土地区画整理事業に関連した提案を行う

3)  施設利用で未来をつなぐまちづくり

 既存の施設を利用することによって,将来の高齢化に対する対策を行っていく

 

 土浦市に存在する歴史的資源や自然資源,交通基盤や施設を十二分に活用することにより,土浦市を歴史あふれる過去と現在,そして希望あふれる未来へとつなげていくことが可能になると考える.