3-3 Pod Cast

《現状》

筑波山に対する全国的な認知度はあるものの、土浦・かすみがうら周辺地域は千葉や茨城などの周辺地区にしか認知度がない。そのため、日帰り旅行が中心となった観光客しか誘致できていない。

こうしたことを踏まえ、土浦・かすみがうら周辺地区の全国的な認知度の向上を目指すことが必要だと思われる。また、比較的認知度の高い筑波山を具体的な観光ルートに取り入れさらなる集客を目指していくことが必要とされている。

 

《 Pod Cast を用いた観光案内・広報活動について》

表 3-6 Pod Cast 導入による利点


Pod Cast 導入の利点

・土浦を知らない、もしくは聞いたことがあるけれどもどんなところだかわからないひとに広く情報を提示することで知ってもらう機会を増やす
・土浦を観光しようと思う人に具体的な観光スポットや見所を紹介し土浦の魅力をよりいっそう楽しんでもらうツールにしてもらう
→Web 2.0 の時代に入り情報化のツールとしてブログの先をゆく Pod Cast を使うことによって若者に土浦をアピールし、そういった行政団体の中でも差をつけられる。

Pod Cast 導入に対する障害

・ FM ラジオの局があったがすぐに閉鎖してしまった
  →失敗例がすでにあるが、ダウンロードという新しい手法によるものなので FM と同一視することができない??
・予算がどのくらいかかるのかが未知数
  →導入をしているところの例を見るしかない

 

 

 


《ヒアリング》

今回、提案を進める上で 土浦市 の京成マリーナを買い取り、その跡地にスパ・リゾートを建設することになっているプロパストと 会津若松市 にメールによるヒアリングを行った。

表 3-7  会津若松ヒアリング結果

 


回答者

会津若松市 秘書広聴課

遠藤 隆憲さん

会津若松市 が Pod Cast を導入するに至った敬意

当市では、視覚障害者の人たちを対象に、「声の市政だより」として紙の広報紙を朗読したカセットテープを配付するサービスを行っております。ポッドキャストに使用している音源は、その音源をそのまま利用したものです。

Pod Cast を導入してからの反響

市には今までのリスナーである視覚障害者者の方からの要望やご意見などがありました。また、「声の市政だより」を委託している朗読ボランティアサークルのひびきの会さんには、 NHK のニュースなどでも報道されたこともあり、県内外の同様なサークルから反応があったと聞いています。

表 3-8  プロパストヒアリング結果

 

回答者

第二事業部 石川 幸治さん

具体的な京成マリーナ跡地の利用方法について

残念ながら具体的な部分まで固まっていない現状です。
ただし、温浴施設などを中心とした、街を活性化させることの出来るプランニングを連日研究している最中です。

開発にあたっての理想は?

私どもは、この事業は街自体が再興しない限り、本事業は成功しないという認識を強くもっており、本事業を土浦再興の起爆剤になる、という確信を持って事業を進めております。
ただし、成功のためには私どもだけでなく、実際に街に住まわれている方々の力、能動的に動いていく力が必要になると考えています。

 

《提案》

提案として、今回 Pod Cast を実際に作成してみた。その際に 土浦市 内の観光スポットだけでなく周辺観光地域との連携を図るために取り上げるスポットを五地域とした。

・宍塚大池

・小町の里

・蔵造りの町並み

・かすみがうら水族館周辺地域

・筑波山


《実現に当たって》

実際ビデオキャストを作成してみて、学生レベルであればこれだけの作品ができることがわかった。市役所などでもこれくらいの作品なら職員でも作成できるため作成費用は人件費のみでできるのではないだろうか。

作成したものを Itune ストアなどで公開することによって 土浦市 の観光スポットが大きく取り上げられれば観光収入は増加するものと考えられる。


!!付録に試作品のポッドキャストがあります。

ダウンロードしてお楽しみください