第2章 現況分析


 2.2 分野別現状分析

 2.2.1 交通

● 茨城県・県南地域の交通状況
 土浦市には、南北に国道6号・常磐自動車道、東西に国道354号・国道125号という、茨城県内はもちろん、首都圏主要都市を結ぶ骨格となる道路が走っている。
また、主要地方道路土浦・境線は、土浦市と近接都市との結びつきという大きな役割を果たしている。
図.5のように、茨城県の物資流動では自動車が87%を占めていることから、茨城県全体が自動車依存社会であると言える。
特に県南西部においては98%を自動車に依存している。しかし、図.6のように、茨城県における道路整備率は全国平均を大幅に下回る全国ワースト1位であり、車社会でありながら道路は整備不十分であるという現状を抱えている。



図.5:中心市街地からの自動車交通発生量 

図.6:道路整備率
● 広域幹線道路
 国道6号はその他幹線道路との交差点を中心に慢性的な渋滞を引き起こしている。国道6号と県道64号が交わる中貫交差点は、県内でも有数の渋滞地点となっている。
図.7より、阿見町・つくば市・水戸市方面への自動車での移動が多いことがわかる。図.8より、許容量を越えた交通需要が発生していることがわかる。図.7・図.8から、交通需要の多いトリップが存在しているゾーン間は許容量を超えた交通により道路が混雑している。
国道6号にはロードサイドショップが隣接しているため、混雑に拍車をかけている。
バイパスの整備が遅れ、土浦駅前を中心に現状の交通量に対応しきれなくなっている。現在牛久土浦バイパスを建設中で、開通した場合現国道6号の混雑解消や、環境・防災などの観点からも改善点が見込まれる。



図.7:交通機関分担割合



図.8:幹線道路の交通量/許容量
● 生活道路
 土浦駅周辺では水路を埋め立てて現在の道路が通っているため、道筋が湾曲している。荒川沖駅前の道路のように、歩道と車道の分離のなされている安全・安心な道路が望まれている。その他、道幅や舗装、防犯対策、雨水排水等に対する市民の要望が高い。

● 公共交通
 図.9、10より、鉄道利用者は東京や水戸などへ向かう比較的移動距離の長いトリップが多いことがわかる。また、鉄道の通っていない地域においてはそれを補完する形でバスが利用されている。



図.9:鉄道利用状況



図.10:バス利用状況


 市内を循環する地域バス「キララちゃん」が運行されており、4月〜9月の半年間の利用者が約5万7千人と、当初予想の1.5倍にのぼっている。現在、周辺商店との連携がされており、今後さらに商工会議所などとの一層の連携が図られる予定である。

● 自転車道
 岩瀬土浦自転車道(りんりんロード)の整備により、健康で快適なレクリェーションの場となると共に、通勤・通学・買い物等の日常の自転車及び歩行者の交通安全が確保されている。


図.11:岩瀬土浦自転車道の概要