(1)交通

【現状と課題】
 現在この地域には広域幹線道路である国道125号線・354号線が進入している。そのため、市街地への集中交通以外に、東西方向の通過交通が加わり、市街地の総交通量が多くなっている。また、市街地内の道路が複雑に湾曲・交差しているために、しばしば渋滞が起こっている。城下町という歩行者主体の都市構造をもつ土浦市にとって、市街地への車両進入量の減少は重要な課題である。
 また、商業の中心が土浦駅の西口方面にあるため、東口方面は交通網が整っているにもかかわらず、その利用度は比較的低くなっている。高架道や荒川沖木田余線、さらには、収容台数1223台という大規模な土浦市駅東駐車場といった既存の交通施設を活用するため、自動車交通の中心を東口方面にシフトする必要がある。

【計画の方向性】
 すでに計画されている各広域幹線道路のバイパス整備、4車線化に加え、自動車交通の中心を土浦駅東口側にシフトするため、市全域からの利用がある公共施設の整備および利用促進を目指す。それにより市街地における歩車分離の実現を図る。
 また、霞ヶ浦周辺市町村との連携を強めるため、水上交通ネットワークの実現を図る。

【重点整備計画】
・段階的な中心市街地のトランジットモール化
・市役所移転にともなう土浦市駅東駐車場の利用促進
・水上交通の整備