6.2.3 ウララテーク建設資金の問題
以上のようにウララテークの建設を提案するが、実際に建設するには資金面で大きな問題がある。
土浦駅前の一等地に新しく建て替えを行うためには膨大な費用がかかることが予想される。
市債が膨らみ大規模公共事業の見直しがされている土浦市の現状からして、1998年完成の土浦駅前再開発ビル「ウララ」のような事業は難しくなっている。
そのため、PFI方式(PFIとはPrivate Finance Initiativeの略称であり、公共施設等の建設、維持管理、運営等を民間の資金、経営能力及び技術的能力を活用して行う方法)を用いウララテーク建設の実現を提案する。
6.2.3.1 PFI事業のフロー
事業フローを以下のように計画する。
6.2.3.2 PFI事業のメリット
PFI事業を行うことにより、市・選定事業者・市民それぞれにメリットが生まれる。
市のメリット
まず市としてのメリットについて述べる。
PFI方式を用いることにより分割払いで事業を進められ、全体としての支出も抑えられることができるため、コストの削減ができる。
先行事例である三重県桑名市図書館等複合公共施設事業を取り上げると、桑名市が直接実施の場合97億7400万円なのに対し、PFI方式で実施すると76億2200万円に抑えられることが推測されている。桑名市の負担軽減率は実に22%となっており、その効果は大きい。
また、民間の経営ノウハウを活用することで、市民に質の高い公共サービスを提供することが可能である。
事業者のメリット
事業者のメリットとしては所有権が市に移るまでの30年間、安定した収入が確保されるということ、設計、建設、運営、維持管理まで一括して任されることで新しい事業機会が獲得できるということが挙げられる。
市民のメリット
市民のメリットとしては質の高いサービスが受けられることや、民間事業者の資金調達により金融機関にも新たな事業機会が創出されるといったことが挙げられる。
市・選定事業者・市民のメリットをまとめると、以下のようになる。