6.2.4 中心市街地の交通計画

ウララテーク建設によって中心市街地にはたくさんの人が訪れるようになると予想される。中心市街地を訪れる人の増加に対応する交通対策を以下に挙げる。

6.2.4.1 メインストリート事業 

亀城公園から土浦駅まで続く通りをメインストリートと位置付けて、土浦の顔に変身させる。

@1方通行規制 

メインストリートを含んだ図23に示す片側1車線の両方向道路を、1方通行の2車線にする。この規制で通過交通を排除し、ウララテーク利用者によって増加が予想される自動車交通量を捌く。また1方通行2車線なので、ウララテーク駐車場(小網屋跡地に建設予定)によるメインストリートの渋滞を解消できる(図24)。 

A快適な歩行空間を確保し、中心市街地の賑わいを創出する。

メインストリートに快適な歩行空間を確保する。その具体的な方法としては、以下の3つを挙げる。

1.電柱の地中化

電柱・電線を地中に埋めることにより、余裕のある歩行者空間を確保すると同時に、土浦市の顔となるメインストリートにふさわしい景観をつくる。

2.歩道幅員の拡大

1.で挙げたように、メインストリートには2車線の1方通行規制をしく。それにより、車道部分の幅員を現状より小さくすることが可能になる。車道幅員の縮小と歩道幅員の拡大により、快適な歩行者空間を創出する。

3.放置自転車の撤去

メインストリートの歩道には現在自転車が放置されており、歩行者の妨げとなっている。一方で、メインストリート沿いのウララ内には市の駐輪場が整備されている。 そこで放置自転車の撤去を強化することによりウララ内の駐輪場への駐輪を促し、メインストリートに快適な歩行空間を確保する。

このようにメインストリートに快適な歩行者空間を確保することにより中心市街地の歩行者が増え、近辺の商店街は賑わう。また同時に中心市街地の交通渋滞を解消することができる。

6.2.4.2 既存バスサービスの利用活性化

既存バスサービスは土浦駅を発着点にしており、複数会社のバス路線が土浦市全域を網羅している。しかし実際は自家用車の利用が多く、既存バスサービスの利用者は少ない。     また、手段別OD表から中心市街地区内の自動車移動が多い事がわかった。そこで私たちは、既存バスサービスの利用活性化によって中心市街地区内における自動車移動量を減らすことにした。

既存バスサービスの利用活性化案 『はすバスパス』:バス利用者へのクーポン券発行

<事業者> 土浦商工会議所(TMO)

<クーポン券の発行対象者> バスで中心市街地に来た人

<内 容> 
1.運賃の額に関係なく、バスで中心市街地に来た人にクーポン券を発行する。
2.中心市街地の施設(主に商業施設など)はクーポン券と引き換えるサービスを考え、公表する。
3.バスで中心市街地に来た人は、クーポン券を使って中心市街地の施設でサービスを受けられる。

<期待される効果>
・クーポン券の発行がバスを利用するインセンティブになり、既存バスサービスの利用者が増える。
・運賃の額に関係なくクーポン券が発行されるので、お得感の高い中心市街地までの運賃が安い利用者(中心市街地区の住民のバス利用)が増え、中心市街地区内における自家用車移動量が減る。