TMOによる中心市街地の活性化

 

中心市街地の空洞化対策としてTMOの設立を推進し、TMOを中心とした中心市街地活性化事業を行う。TMO(Town Management Organization)とは、個々の商店などでは解決が困難である中心市街地の問題を総合的にプロデュースすることによって、解決と維持を行う機関である。TMOによる活動には国などからの支援が行われ、円滑に事業を推進することが可能になる。TMOの事業主体としては、商工会や第3セクターなどが考えられる。

 また、TMO設立後はTMOを中心として以下のようなイベントなどを積極的に行う。

 

 

具体的な実施事業

 

楽市楽座 土浦

 

 

楽市楽座 土浦 の説明

開催場所:賑わい広場

   開催日:奇数月の第1・第3土曜日・日曜日

   概要

     TMOがテントを準備し、参加希望団体が1000円を払いテントを借り、商売・演奏・踊りなどを行う。テントは団体構成員の年代別に3つに色分けする。

 来場者は100円を払って最も良かったというテントに投票し、最も得票の多かった各色のテントには2ヶ月間、モール505などにある空き店舗を無料で貸し出す。

 2ヶ月毎に入れ替え戦を行うシビアなルール。

 継続してテナントを借りたいという出展者にはTMOが全面的にバックアップし、空き店舗となっている店舗を貸し出し、経営のノウハウを指導する。

 

期待される効果

  ・空き店舗の減少

  ・モール505周辺の買い物客の増加

  ・様々な世代の出店による世代間交流とテナントミックス

  ・買い物客である投票者と商店街との関係強化

  ・出展者の競争による文化の向上

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

図5-1-7 楽市楽座土浦開催地イメージ図

 
 

 


費用試算(1か月)

・テント代:0円(市が所有しているものを使う)

・空き店舗の貸し出し費用:

賃貸料12万円×3テナント=360000円

・イベント開催による人件費:

時給900円×8時間×4日間×10人=288000円

      ・諸経費:電気代など10万円

      ・収入:参加費1000円×20×4日=80000円

          投票費100円×500人×4日=200000円

・空き店舗問題の改善:priceless