●土浦らしさを生かしたまちづくり
土浦市の持っている都市ストック及び地域資源を有効に活用し、それらを生かした特徴あるまちづくりを行う。
●生きがいのもてるまち
土浦市民に土浦の再発見をしてもらうことで、土浦に住む新しい意義を見出し、生きがいがもてるまちづくりを行う。
3−2.基本計画の概要
中心市街地の空洞化の問題は、全国の市街地において深刻になってきている。土浦市においても、駅周辺地区は空き店舗が目立ち、中心部への客足が途絶えている。
しかし、駅周辺には歴史的建造物や霞ヶ浦などの豊かな自然、亀城公園などの観光資源に恵まれ、土浦の顔となる要素を十分に持っている。そこでこれらの都市ストックを有効的に活用し商業の活性化を推進し、歩行者空間や公共交通の整備を徹底し交通弱者も市街地に足を運びやすい交通基盤をつくる。また、城下町ならではの小路が複雑に入り組んだ街並みを生かし、歩いて楽しい歩行空間として整備することで、まちの活気を取り戻すことを目指す。さらに中心部に市役所の機能の一部移転など新しい土浦駅周辺の魅力を作る。
神立駅は、土浦市の北側の玄関口であるとともに西側に広がる大規模な工業団地への最寄りの駅としての特徴をもっている。また荒川沖駅周辺地区には、古い町並みや緑豊かな自然とともに、土浦市の南の玄関口または筑波研究学園都市の最寄りの駅としての地理的な特徴もある。
この二地区においては電車以外の公共交通機関が少ないため、その整備を行い周辺地域とのアクセスを行いやすくする。
霞ヶ浦は日本第2位の大きさを誇る湖であり、土浦市を代表する顔であるといえる。住民の中には、昔から親しんだ思い出の中に深く残っている。しかし、近年の水質汚染のイメージダウンや、特に土浦駅の北側から霞ヶ浦を眺めることができないなど、近くにありながらも身近に感じることが少なくなっている。
そこで霞ケ浦は、水質浄化や親水型のレクリエーション施設の整備、霞ヶ浦を用いたイベントを行い、市民に更なる親しみをもってもらう。
ヒューマンスケールのまちづくりは、市民に親しみや安心を与える上でも重要である。その中で重点的に計画していることは、交通弱者を保護するため、また交通安全のためにも公共交通機関を整備する。常磐線以外の公共交通に乏しいため、駅周辺以外は車に依存し、交通渋滞、交通事故ともに悪化の一途であるため、公共交通の整備が急務である。さらに、車依存社会になることで、郊外へのスプロールや中心市街地の空洞化などの問題も顕在化している。公共交通を整備し、過度の車依存社会からの脱却を促進する。
また高齢者や障害者を登用したコミュニティビジネスを推進し、人にやさしいまちいづくりをおこなう。
市民に豊かな生活を提供するために、生涯教育を徹底する。その内容としては、土浦市にある霞ヶ浦、宍塚大池などの自然や、上高津貝塚、亀城公園などの歴史的な遺産、看板建築や蔵造などの文化資産にふれあう機会を数多く作ることで、こどもが実際に土浦を肌で触れて学ぶ体験型教育を充実させる。
さらに子供だけでなく一般市民も広く利用できるよう整備し、興味のある市民が自由に見学できるようにするとともに、より多くの市民に興味を持ってもらえるように取り組む。
地域のシルバー人材やボランティアを活かし、工作教室や手芸教室、料理教室などお年よりとこどものふれあいの機会をつくる。
以上の基本計画から、以下の図のような交通ネットワークを計画した。(詳細は次から述べるものとする)このネットワークをもとに各ゾーンの連結を計る。自動車に頼らない公共交通計画によって、基本計画で打ち出した、中心市街地の活性化・神立、荒川沖の活性化・霞ヶ浦の活用・ヒューマンスケールのまちづくり・生涯教育の実施を行っていく計画である。
