5−2 ウォーキング・トレイル計画概要
第4章4−3−1(p.27−28)における現況分析(中央通り歩行者交通量(図4.3.3,p.27)、空き店舗調査(図4.3.4,p.28))より土浦駅周辺部では中心市街地の歩行者が激減しており、商店街も空き店舗が見られ寂しい。また土浦駅西口側おいては道にゆとりがなく緑が少ない。また歴史的施設が有効利用されていない。さらに土浦駅東口側においては土浦駅から最寄りの霞ヶ浦港は現在ヨットハーバーとなっており、少数の人の出入りから見られず、普段有効利用されているとは思えない、などといった多くの問題点が見られた。
よってそれらの問題を解決するためには歩行者が自由に行き来することのできる魅力ある空間づくりが必要である。
そこで土浦駅周辺および、中心市街地においてウォーキング・トレイル計画を行う。
※ウォーキング・トレイル・・・ここでは歩行者のために豊かな緑や文化的施設、また商業施設を歩道で結ぶものとする
ウォーキング・トレイルを4つのゾーンに分け、それぞれを現代ゾーン、郷土ゾーン、親水・レクリェーションゾーン、優良景観保全ゾーンと位置付け、ゾーンごとに異なる雰囲気を醸し出し、機能も分担させる。ウォーキング・トレイルは点在する様々な資源を結ぶことにより、人の流れをうるおわせ、現在では有効利用されていない資源を活用するものである。さらに、ここでのウォーキング・トレイルは商店街活性化などを期待でき、土浦の活力発信の場となる役目を果たすものである。次ページの図5.2.1及び図5.2.2がウォーキング・トレイルのルート図と計画図である。
ウォーキング・トレイルの全長17.4km。
図5.2.1 ウォーキング・トレイルルート
図5.2.2 ウォーキング・トレイル計画図