1−1 土浦市の概要

土浦市は日本第二位の大きさを誇る霞ヶ浦の西岸に位置し、市街地は江戸時代から商業を中心に栄え、茨城県南部の中核都市として発展を遂げてきた。市域は、東西13.1km、南北15.3km。東京から約60kmに位置し、常磐線の荒川沖駅、土浦駅、神立駅や常磐自動車道の桜・土浦インターチェンジ、土浦北インターチェンジなど交通幹線網が整っている。千葉県成田市にある新東京国際空港に約40kmと近く、筑波研究学園都市も隣接し、現在は首都圏業務核都市に位置づけられている。昭和40年代以降、人口増加への対応として、計画的な宅地開 発が行われ、平成11年現在人口は13万5675人となっている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

図1.1 土浦市の位置(1)

 

 

 

 

 

 

 

 

図1.2 土浦市の位置(2)

【商   業】

江戸時代から商都として栄えてきた土浦市は、水戸と並び県内トップの商業力をもち、商圏人口は50万人にのぼる。駅前再開発や、近隣・周辺商業地の整備がされてきた。

【農   業】

日本一の生産量を誇るレンコン、名産地として知られる花きなど、全国的にも高く評価される農産物を生産している。

【水 産 業】

霞ヶ浦ではワカサギをはじめとする淡水魚の漁が行われている。佃煮などの水産加工品は、土浦の名産品として人気がある。

【工   業】

市の北部には、46社が操業する土浦・千代田工業団地がある。今後は首都圏との交通アクセスの良さを生かし、新たな工業団地テクノパーク土浦北へ優良企業の誘致を進めていっている。