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VI.基本計画

基本構想・分析を踏まえて、土浦市の顔・表玄関である土浦駅周辺・中心市街地と、市内に17ある市立

小学校を中心とする周辺地域の2つの視点から計画を提案します。中心市街地では交通と商業の計画を、

周辺地域では市立小学校を拠点とした地域交流を計画します。


Y−1 中心市街地


(1)背景

中心市街地の顔である商店街が衰退したことは、自家用車の普及に伴い、人口が郊外へ分散したこと、郊外部

に大型店舗が進出したこと、ロードサイドショップの出店、駐車場が有効に利用されていないことなどが影響してい

ると考えられます。一方でその郊外間を車で移動する際に土浦駅周辺を通るために、中貫交差点や小松坂下交差

点付近で渋滞が発生していると考えられ、この車の通過がさらに中心市街地の空洞化をもたらしていると考えられ

ます。また土浦駅西口には駅舎と駅正面に立つURALAの間にペデストリアンデッキがあり、その下を自動車が通

過できるようになっていますが、実際には、自動車道であるデッキの下を横断歩道もないところで横断する歩行者

がみられ危険です。土浦駅には東/西の2つの出口がありますが、西口のみに交通の負担がかかりすぎていると

いう現状や、西口のバス乗り場は駅から出てくると、雨天時は傘をささなくてはいけないという不便さがあります。

 以上を踏まえて、中心市街地においては、交通と商業の2つの観点から計画します。

(2)交通計画

  背景をもとに、土浦駅東口バスロータリー整備・バス路線変更、土浦駅西口発着循環バス、桜川両岸シンボルロ

ード・親水公園整備の3点を計画します。

計画@;土浦駅東口にバスロータリーを整備・一部バス路線の変更 

土浦駅西口に偏っているバス乗り場の一部を駅東口に移すとともに、バス・タクシー乗り場の再整備を

行い、自家用車の乗り入れをスムーズにし、人の溜まり場的空間を演出します。バス乗り場は駅西口正面

および駅東口正面に設定し、傘をささずにバスに乗降できるようにしバスの乗車率向上を目的とします。

また乗り場変更に伴う空き地には30分まで無料の平面駐車場を設けます。これは路上駐車による交通渋

滞を回避することや、今日の車社会の現実を鑑み、高齢者や身体の不自由な方々、バス路線だけではカバ

ーできない地域に生活する方々、また中心市街地での買い物を目的とする方々に合法的な一時駐車スペー

スを設けるにより、土浦駅および駅周辺市街地の魅力を向上させるとともに、土浦駅を利用するJRの乗

降客への送迎などに対処する、わかりやすい駐車スペースを確保することを目的とします。

駅東口はバス乗り場を設定することにより、特に霞ヶ浦の玄関口として再整備を行います。東口発着と

なるバスは、おおつ野方面、阿見・美浦方面、つくばセンター方面(新しく高架道路経由とする)行きと

なります。路線バスの一部を東口発着とすることで西口への集中交通を緩和することや、R125・小松坂下

を経由するバスの定時性確保を狙います。

バス路線の変更 (下図)

 おおつ野方面、阿見・美浦方面は東口発着、つくばセンター方面は東口発着高架道路経由とし、渋滞

回避による定時性確保を狙います。

バスロータリー

計画A;土浦駅西口発着循環バス 

 バス路線変更に伴い、新たに市営循環バス「れんくん号」、「はなちゃん号」を運行します。これはバス

路線の変更に伴いバスが通らなくなるエリアの補完と同時に、中心商業地区での買い物客をターゲットと

し、現在の路線バスよりも小型のマイクロバス程度の大きさのバスを運行します。これは高齢者などにも

対応して段差を軽減したバスです。またバス会社との協議しだいで循環バスにとどまらず周辺市町村とを

結ぶ従来の路線バスにも同様のデザインを取り込むことを想定しています。

バスの運賃は専用のプリペイドカードもしくはワンコイン(\100)とし、専用プリペイドカードは土浦

駅をはじめ、運行エリア(桜町3丁目)の商店でも販売します。

 現段階では桜町3丁目を周回するコースを設定していますが、採算の見込みがたてば、運行コースを土

浦東西出口を含むエリアに拡大することも視野に入れています。

 

計画B;桜川両岸に、シンボルロード・親水公園を整備し、駅前交通の渋滞緩和

土浦駅周辺の、特に駅南側の交通混雑解消のため、常磐線東西横断交通をスムーズにするとともに、桜

川沿いに親水公園を建設し、美しい景観の中をドライブ出来るようにします。これは桜川〜霞ヶ浦のシン

ボルロードとなります。

親水公園

図Y− 桜川シンボルロード(完成予想図)