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I.序論



(1)土浦市の概要


●地理
東京から約60km、新東京国際空港から約40kmに位置し、古くから水陸の交通の要所として栄えてきました。また、つくば研究学園都市に隣接し、全国第2位の湖、霞ヶ浦に面しています。

位置1位置2



●都市規模
土浦駅周辺の商業は県内で際立っており、県南の中心都市として栄えています。
   人口:134,002人 (2000年3月現在)
   人口密度:1,638人/ku (2000年3月現在)
   人口増加率:+2.5% (‘00/’95)
   都市計画区域面積:91.55ku (1998年3月現在)
   都市計画区域人口:13万3600人(1998年3月現在)
   市街化区域面積:12.02ku (1998年3月現在)
   市街化区域人口:11万4000人(1998年3月現在)
   住宅地価格:  8万5600円/u (前年比 −7.8%)(1999年7月現在)
   商業地価格: 31万1900円/u※ (前年比 −14.8%)(1999年7月現在)(※県内2位)


●産業

産業

土浦の産業構造は上図円グラフのようになっており。3次産業が67.8%でトップで、2次産業28.3%、1次産業3.9%と続いています。
商業 江戸時代から商都として栄えてきた土浦市は、水戸と並び県内トップの商業力をもち、商圏人口は50万人にのぼる。駅前再開発や、近隣・周辺商業地の整備により、魅力あふれる近代的商業都市を理想とする。
農業 日本一の生産量を誇るレンコン、名産地として知られる花きなど、全国的にも高く評価される農産物を生産している。
水産業 霞ヶ浦ではワカサギをはじめとする淡水魚の漁が行われている。佃煮などの水産加工品は、土浦の名産品として人気がある。
工業 市の北部には、46社が操業する土浦・千代田工業団地がある。今後は首都圏との交通アクセスの良さを生かし、新たな工業団地テクノパーク土浦北へ優良企業の誘致を進めていく。
              


●イベント
さまざまなイベントが1年を通して行われています。なかでも10月の全国花火大会は有名で、日本一を誇っています。
  冬:じゃかもこじゃん(2月) 
  春:桜まつり・かすみがうらマラソン(4月)
  夏:さつきまつり(6月)、祇園まつり(7月)、キララまつり(8月)
  秋:全国花火競技大会(10月)土浦市文化祭・菊まつり・産業祭(11月)


●自然
霞ヶ浦

水と緑の豊かなまちで、随所に桜の名所があり、肥沃で平坦な大地と温暖な気候に恵まれています。土浦駅東口からすぐに、全国2位の面積をもつ霞ヶ浦が広がっており、またこれは土浦市内ではありませんが、北西には筑波山を望むことができます。

(2)土浦市の現状と課題

 土浦市は茨城県南の中心として栄えてきました。現在もその地位に変わりはないといえますが、近年においては成長が見られず、中心市街地の空洞化など衰退傾向は否めません。1995年〜2000年にかけての人口増加率は2.7%で、ここ1997年から2000年に限って見ると、400人から600人の増加が毎年みられるが、商業地価は1999年7月のデータで前年比−14.7%、住宅地価も同じく−7.8%となっています。少子高齢化が進む今日、このままでは人口が順調に増加して行くことは望めません。特に中心市街地においては人口の減少が予想され、土浦市の西側に隣接し近年発展のめざましいつくば市に人口が移っていくと考えられます。

 このような原因の一つに中心市街地の商業の衰退が挙げられます。人口の郊外への分散、自家用車普及に伴う郊外部への大型店舗の出店やロードサイドショップの出店、後継者不足などから、商店街の衰退が進行しています。西友、土浦東武ホテル、小網屋の相次ぐ撤退はその象徴です。桜町三丁目は土浦駅周辺においてもっとも商店が多く存在する地域ですが、現在では商店街の空洞化が進み、平日はもちろん休日にもかかわらずシャッターが下りたままである店舗が目立ちます。こうした現状は、商業が一番の魅力である中心市街地にとっては大きな問題です。

 中心市街地の問題は交通の面にも見られます。商業の衰退が進む一方、JR常磐線土浦駅の一日平均乗客数は約21,500人(平成12年)にも及び、常磐自動車道も市を南北に縦断していることから、交通量は全体として増加傾向にあります。特に市北部のR125や中貫交差点から土浦駅にかけてと、土浦駅南東にあたるR125小松坂下交差点付近には、交通が集中しており、交通混雑の問題は改善する必要があります。  

 土浦市の衰退の原因は、上記のような市内の問題だけではありません。近年では隣接都市であるつくば市が都市の力をつけて、県南の中心としての機能を持ち始め、さらにつくばエクスプレスの開通に伴い東京通勤圏の仲間入りをすることで、その傾向はより加速されるものと予想されています。土浦市は県南の中心都市としての周辺市町村との既存の関係を強化するとともに、土浦自身の力を引き立てることが、今日のまちづくりの課題です。