3−2.施策展開の方向性
基本構想及び土浦市の現状を受けて、施策展開の方向性を以下の3項目のように
設定する。
・駅周辺を公共性の高いエリアとして再構築
高齢者、障害者や低年齢者層は移動手段として公共交通への依存度が高く、公共
交通が集中した駅周辺を核としたまちづくりが利便性を高めることになる。こうし
た視点から、駅周辺を市民共有の公共性の高いエリアとして位置付け、文化や生涯
学習などの多様な市民活動をサポートする拠点機能の整備を進める。
・環境負荷の小さな都市づくり
公共交通の集中度合いを勘案すると、魅力ある中心市街地の形成とアクセシビリ
ティを高めていくことが、自家用車への過度の依存体質を改め、環境負荷の軽減に
繋がる。
・効率的な都市政策の推進
郊外への分散型都市づくりは多くの投資を必要とするため、必ずしも効率的な都
市経営とは言えない。駅周辺の多様なストックの活用を重視したコンパクトな都市
形成は、都市全体の投資効率を向上させ、持続的発展を可能とする。