0. 土浦市の概要



土浦市は東京から60km圏内に位置し、筑波研究学園都市に隣接、新東京国際空港や鹿
島港にも近接するなど有利な地理条件にある。また、日本第2位の広さを誇る霞ヶ浦や、
宍塚大池、桜川や丘陵の斜面など、水と緑の豊かな環境にも恵まれている。交通面では、
常磐線、常磐自動車道、国道6号、国道125号などにより、東京を始めとする主要周辺都
市と結ばれている。さらに、国道6号牛久・土浦バイパス、国道125号南バイパスや国道
354号線など広域幹線道路の整備、首都圏中央連絡道路(圏央道)の建設、常磐新線の建設
や常磐線の輸送力強化は、県南地域における広域基幹交通として重要な基盤となるもので
ある。

歴史
1904  水戸街道の開通。この頃から江戸中期にかけて城下町の形態が整う。 
大正期   鉄道・自動車などの陸上交通が発達する一方、水上交通は衰退し、霞ヶ浦海
軍航空隊の設置や桜町一帯の開発が進められ、都市構造が変化し始める。
1940  土浦市として市政開始。人口35000人。終戦まで海軍の町として発展。 
1956  常磐線の電化。
1958  首都圏都市開発区域指定により近代化が進み、県南地域における中核都市と
しての地位は揺るぎないものとなる。
1960  土浦・千代田工業団地の開発により、商業都市に加え工業都市的性格を有す。
1974  宅地開発により人口が10万人に達する。
1985  筑波研究学園都市で国際科学技術博覧会が催され、これを契機に都市基盤の
整備が進む。
1986  第四次首都圏整備計画により土浦、筑波研究学園都市は業務核都市に位置付
けられ、研究学園都市と一体的な発展が期待される。
1988  常磐自動車道が全面開通し、市内に2ヶ所のインターチェンジ(桜土浦・土
浦北)が設置され、東京を始め各主要都市との時間距離が短縮される。
1990  市政50周年を迎える。
1993  「土浦・つくば・牛久業務核都市構想」が国の承認を受ける。
1995  工業団地テクノパーク土浦北が企業の公募を開始。同時に中心市街地活性化
の中核を担う土浦駅前地区市街地再開発事業が着手される。