CADの基本操作

起動  
VectorWorksはMacOS、Windowsの何れでも利用することができる。  
各種パレット
【ウィンドウ】>【パレット】
最も頻繁に利用するのは、基本、スナップ、属性パレットである。
画面が狭い場合、他のパレットはとりあえず閉じておいても良い。
  

環境設定
【ツール】>【オプション】>【環境設定...】
端末室等では、周りの人の迷惑になるので、【その他】タグの中のサウンド効果を外しておくと良い。
【ツール】>【作業画面】>VW2018 Fundamental


準備作業  
用紙設定
【ファイル】>【用紙設定...】
用紙の大きさと枚数を決定する。(プリンタ設定で指定された用紙が基準となる)
単位の設定
【ファイル】>【書類設定】>【単位...】
建築系の図面では、ミリメートル(mm)が基本である。
縮尺
(右上三角印でヘッドラインに追加..../【ツール】>【オーガナイザ...】からデザインレイヤ毎に指定)
配置図 1:250/1:300/1:500
平面図 1:50/1:100/1:200/1:250/1:300
詳細図 1:1/1:10/1:20/1:25
など
グリッド
【ツール】>【スマートカーソル設定...】>グリッド
方眼紙のように画面上に表示するための設定がリファレンスグリッド、(画面上では拡大していくとドットで表示される)スナップの対象となる設定がスナップグリッドである。

画面操作
  【ビュー】>【ズーム】>【原寸で見る/用紙全体を見る/図形全体を見る】
 
拡大表示(altキーを押すと縮小になる) 3D用の画面操作ツールなのでいじらない
パンカーソル 3D用の画面操作ツールなのでいじらない
用紙移動    
  表示がおかしくなったら3Dモードになっているの可能性があるので、2Dに戻る。
【ビュー】>【2D/平面】
   
    ウィンドウの右上に画面操作のアイコンがまとめられている。

作図(プリミティブ/モード/スナップ)
  「何を」、「どの様な方法で」、「何処に」描くかの組み合わせで、どんな複雑な図形も描くことができる。CADでは一般に、「何を」に当たる基本図形をプリミティブ、「どの様な方法で」に当たる機能をモード/メソッドなどと呼び、「何処に」に当たる機能としてスナップが用意されている。特にスナップを使いこなすことで、正確な図面の作図が可能となる。
 
プリミティブ モード(メソッド)   スナップ
基準点               グリッドスナップ
直線           図形スナップ
ダブルライン           角度スナップ
四角形               交点スナップ
斜め四角形               角度延長スナップ
隅の丸い四角形               定点スナップ
長円     表面スナップ
円弧   接線スナップ
四分円                  
フリーライン                  
曲線          
多角形                  
ダブルライン多角形                  
正多角形            
渦巻き                  

属性(アトリビュート)
  プリミティブの描画のされ方は、属性パレットで変更する。新たに描かれる図形は、現在の設定に従って描画される。既に描画された図形を変更する場合、その図形を選択した状態で属性を変更する。
 
内側
輪郭
  線種/太さ   描画方法   描画色
(前面色/背景色)
     

編集  
  コピー/ペースト/ペースト(同位置)/複製
同位置にペーストしたり、同位置に複製した場合、画面表示に変化はないので注意する。

配列複製・回転複製

加工
  平行移動/拡大・縮小
2Dセレクションポインタ

回転移動/対称移動
回転    
ミラー反転
平行移動   回転移動
  拡大・縮小   整列
     
     
  ロック
  前後関係
   
  合成・分解
結合/合成
トリミング      
   
  図形の論理演算
(張り合わせ/切り欠き/抜き取り/合成)
   
  グループ化