ネットワークデータセットの作成

ネットワークデータセットの作成は、拡張機能であるNetwork Analystが利用可能でなければならない。ツールカスタマイズ(C)からエクステンション(E)...を開き、Network Analystをチェックする。

なお、ネットワークデータセットの作成は、シェープファイルの場合と、ジオデータベースの場合では、若干の手順が異なる。



1.シェープファイルの場合

カタログ ツリーでラインフィーチャのデータを選択し、ポップアップメニューから新規ネットワーク データセット(N)...を開く。ネットワークデータセット名を入力し次に進む。


経路探索に際して、右折・左折の際の遅延を考慮するかどうかを指定する。<Global Turns>が選択された場合、左折に一律で15秒が設定される。

ネットワークの接続性について、デフォルトの設定では線分の端点が一致するところだけを接続する。そのままで良ければ次に進む。変更する場合には接続性(C)...で詳細を指定する。

高さ関係まで考慮するかどうかを決定する。必要なければ次に進む。

ネットワークの属性を指定する。属性とは探索の制御に使用されるプロパティであり、移動コストや一方通行の有無などである。元のテーブルにMeters、Minutes(FT_Minutes、TF_Minutes)、Onewayというフィールドがあると、自動的に追加される。とりあえず、コストとして線分の長さは自動的に追加されるので、デフォルトを長さに変更しておくと良い。


特に設定の必要がなければ、次に進む。

ネットワークデータセットに経路案内をパラメータを指定する。必要なければ”いいえ”を選択して次に進む。

パラメータを確認して完了する。

新規ネットワークデータセットの構築を行う。データの量によっては、計算にかなり時間がかかることもある。


2.ジオデータベースの場合

フィーチャデータセットの準備ができていない場合、ジオデータベース内にフィーチャデータセットを作成し、カタログ で作成したフィーチャデータセットを選択して、ポップアップメニューからインポート(T)−>フィーチャクラス(マルチ)を開く。必要なラインデータを選択して、フィーチャデータセットに加える。


カタログ でジオデータベース内に作成したフィーチャデータセットを選択し、ポップアップメニューから新規ネットワーク データセット(N)...を開く。ネットワークデータセット名を入力し次に進む。


ネットワークデータセットのバージョンは10.1を選択する。

ネットワークデータセットに追加するフィーチャクラスを選択する。

経路探索に際して、右折・左折の際の遅延を考慮するかどうかを指定する。<Global Turns>が選択された場合、左折に一律で15秒が設定される。

ネットワークの接続性について、デフォルトの設定では線分の端点が一致するところだけを接続する。そのままで良ければ次に進む。変更する場合には接続性(C)...で詳細を指定する。

高さ関係まで考慮するかどうかを決定する。必要なければ次に進む。

ネットワークの属性を指定する。属性とは探索の制御に使用されるプロパティであり、移動コストや一方通行の有無などである。元のテーブルにMeters、Minutes(FT_Minutes、TF_Minutes)、Onewayというフィールドがあると、自動的に追加される。空のまま次に進めば、とりあえずコストとして線分の長さが自動的に追加される。

特に設定の必要がなければ、次に進む。

ネットワークデータセットに経路案内をパラメータを指定する。必要なければ”いいえ”を選択して次に進む。

指定すると、処理時間が短くなり、出力ポリゴンの品質が向上する。

パラメータを確認して完了する。

新規ネットワークデータセットの構築を行う。データの量によっては、計算にかなり時間がかかることもある。