マクロの作成(VBA)

ArcGIS 10からVBAはオプション扱いとなったので、別途インストールする必要がある。


ツール(T)マクロ(M)から、マクロ(M)...を開く。作成するマクロ名を入力/選択し、マクロの場所としてProjectを選択して、作成(C)編集(F)する。

Microsoft Visual Basicが開いたら、コードを入力する。VBAの予約語は青色で表示される。ステートメントをある程度入力すると、その先の候補を表示してくれる場合もあるので、適宜選択しても良い。コードは一文字でも間違っていると、正しく動作しないので、慎重に確認する。デバック(D)からProjectのコンパイル(L)を行い、エラーなくコンパイルが終了したら、実行(R)からSub/ユーザーフォームの実行でマクロを実行する。なお、暴走した場合にに備えて、マクロを実行する前にファイル(F)からファイルのエクスポート(E)で外部(ワークスペース)に保存しておくと良い。

VBAによるプログラミングでは、様々なオブジェクトを使いこなすことが必須である。表示(V)からオブジェクト ブラウザ(O)を開くと、どのようなクラス(オブジェクトの型)が用意されているのか、それぞれのクラスにどのようなメンバーが含まれているのを一覧で見ることができる。

プログラムの間違いを見つける作業を、デバッグという。プログラムを一時停止したい場所にブレークポイントの設定をすると、そこでマクロの実行を中断できる。表示(V)からローカル ウィンドウ(S)を開くと、変数の内容を逐次観察できるので、デバック(D)からステップイン(I)で一行づつ進めながら、それぞれの変数に思いもよらない値が入力されないかを確認していく。