GPSログの取得

GPSログを取得するには以下の方法がある。
1.スマートフォンを利用する
2.専用のGPSデータロガーを利用する 
3.GPSの出力をArcMapに直結/シミュレートする

 


1.スマートフォン(iPhone)を利用する

App StoreよりGPSのログが取れるアプリをインストールし、移動経路を記録する。GPSのログは、iTunesやメールの添付ファイルでパソコンに転送する。

ArcToolboxを開き、変換ツールの中のGPXから変換からGPX→フィーチャ(GPX to Features)を起動する。入力GPXファイル、出力フィーチャクラスを指定して、ポイントデータに変換する。


2.GPSデータロガー(GlobalSat/DG100)を利用する

GlobalSat/DG100をパソコンに初めて接続する場合には、USBドライバーをインストールする(USB 3.0では動作しない模様)。また、純正のGPS管理用ソフトウェア(DG-100 PC Software)は使い勝手が悪いので、別途、インターネット上に公開されているパブリックドメインのソフトウェアをダウンロードし、解凍する。GPS本体をUSBポートに接続したらGPSの電源を入れ、ダウンロードしてきたDG100.exeを起動する。

ログリストの取得をし目的のログを選択する。GPXで保存し終了する。デスクトップに保存されたログファイルをワークスペースに移動し、長いファイル名は簡略に変更する。

ArcToolboxを開き、変換ツールの中のGPSから変換からGPX→フィーチャ(GPX to Features)を起動する。入力GPXファイル、出力フィーチャクラスを指定して、ポイントデータに変換する。


3.GPSの出力をArcMapに直結/シミュレートする

表示(V)ツールバー(T)からGPSでツールバーを表示する。

GPS(G)からGPS接続設定(S)...を開く。
GPSが直結されている場合、通信ポートを選択し接続テストで確認する。
ポイントまたはラインデータでGPS接続をシミュレートする場合、適宜ファイルを選択しデータ間の間隔(秒)を指定する。

ツールバーの接続を開く で、ArcGISへのデータ入力が開始される。画面上での軌跡の表示のされ方は、表示オプション(O)..で調整できる。接続を閉じる で、データ入力が停止する。

データを記録するには、GPS(G)からログの設定(L)...を開く。

新規作成(N)...でログの作成を開く。保存するフィーチャタイプ(ポイント/ライン)を選択し、ログファイルの保存先を適宜変更する。ツールバーのログへストリーミング開始 でその時点からログファイルへの記録が始まり、ログへストリーミング停止 でログファイルへの記録が終了する。