地図(画像)の位置合わせ

画像データの地理的な位置合わせを行うには、手がかりになるような空間データ(三角点や、道路/交差点など)が必要である。データビューの表示領域を拡大縮小し、画像データが本来収まるべき範囲に調整する。簡便には、手がかりになる空間データのレイヤを選択し、ポップアップメニューからレイヤ全体表示(Z)で調整しておく。  

データの追加(T)...で、画像データを初めてArcMapに追加すると、ピラミッドの構築を尋ねてくる。表示を高速化するために、ここでは作成しておく。

画像データには投影法が定義されていないので、不明な空間参照の注意が促される。結果的に、画像データはとりあえず適当な場所に適当な大きさで読み込まれるので、必ずしも画面上で確認できるとは限らない。

カスタマイズ(C)ツールバー(T)からジオリファレンスでツールバーを表示する。レイヤが読み込んだ画像データであることを確認し、ジオリファレンス(G)表示範囲にフィットで画像データの大きさを大雑把に調整する。(現在の表示領域一面に画像データが表示される。)

部分的に拡大し、コントロールポイントの追加で、画像データ上の点を、手がかりとなる空間データの点へと関連づける。自動調整(A)が設定されている場合、追加するごとに画像の位置/大きさが調整されていく。ただし、コントロールポイントをやたらに登録しても、画像データは必ずぴったりと重ならないので、程々にしておく。登録したコントロールポイントは、リンクテーブルの表示で確認できるので、大幅にずれたり歪んだりした場合にはコントロールポイントを削除する。位置合わせが完了したら、ジオリファレンス(G)ジオリファレンスの更新(G)...で、空間参照を確定する。