計量分析システムエリアは、社会経済における様々な問題に対して定量的アプローチからその解決策を探ることを目的としている。以下に挙げるいずれの科目もデータ解析が基本となるため、専門基礎科目で提供されている数学の知識が不可欠である。また、現実の社会を論理的に把握し効果的な分析を行う基盤として基礎的な経済学を習得していることが望ましい。
科目名 | 概要 | 標準履修年次 |
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計量経済学 | 計量経済学の基礎となる古典的回帰モデルの理論を講義する。統計学・線形代数・微分積分学などの知識を前提とする。 | 2〜4年 |
マクロ計量分析 | マクロ経済や金融分析への応用例を用いて、経済時系列データの分析に必要な計量経済学の方法を解説する。 | 2〜4年 |
金融論 | ミクロ・マクロ経済学という分析手段を使って、金融システムを理論的・実証的に分析することで、経済における金融システムおよび金融政策の役割を考察する。 | 2〜4年 |
金融リスク管理論 | 金融資本市場に内在する様々なリスクを分類し、その個別リスク及び相関を考慮した全体リスクの計量方法を学ぶ。 | 2〜4年 |
計量時系列分析 | 実証分析で使用する時系列解析の諸手法を概説すると共に、統計ソフトウェアを用いたデータ解析を通じて具体的な適用方法を習得する。 | 2〜4年 |
日本経済論 | 種々の観点から日本経済の課題について論じ、日本経済の姿についての理解を深める。 | 2〜4年 | 計量分析システム 演習 |
ファイナンス関係の理論及び実証研究で用いられる計量手法をデータ解析などを通じて学ぶ。 | 2〜4年 (3〜4年優先) |