女性教員紹介

”つくばの社工”は、筑波大学理工学群の中でも、女性教員率は特に高く、10名以上の女性教員が在籍しています。 その中から、4名の先生へのインタビューを掲載します。

吉瀬章子 教授

経営工学主専攻吉瀬章子 教授

現在の研究テーマについて教えて下さい。

皆さんがよく使っている地図のルート探索は「『経路』をうまく決めて『到着時間』を最小にする」経路を計算してくれるシステムです。このように「○○をうまく決めて□□を最小(あるいは最大)にする」ための数理モデルである、数理最適化モデルについて、その応用とモデルを解くためのアルゴリズムについて研究しています。

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藤井さやか 准教授

都市計画主専攻藤井さやか 准教授

現在の研究テーマについて教えて下さい。

住んでいる人が愛着や誇りを感じられ、また生活しやすいまちづくりについて、空間整備(ハード)と生活支援やコミュニティ形成(ソフト)の両面から研究しています。良好な住環境を備えた住宅地づくり、高齢化が進む団地での生活支援や団地再生、子育てや地域おこしに取り組む人々をつなぐコミュニティ・カフェや居場所づくりなど、生活に密着した課題や場所を対象に、現地調査やインタビュー調査などによる現状分析、都市計画制度等の課題整理、社会実験による検証、まちづくり提案などを行っています。

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甲斐田直子 准教授

都市計画主専攻甲斐田直子 准教授

現在の研究テーマについて教えて下さい。

わたしは、環境経済・政策学と環境心理学の領域で研究をしています。環境や自然と経済を両立させるために、環境リスク削減や生態系サービスなど、これまで適正に評価されてこなかった環境の経済的価値を定量化する研究を行っています。

また最近の研究としては、環境配慮行動の心理的動機や効果の解明に特に力を入れて取り組んでいます。例えば、家庭での節電・節水を考えた場合、「お金を節約できるから」という理由だけではなく、「環境によいことができてうれしい」というポジティブな感情も大きな行動動機の一つとして考えられます。環境配慮行動を促すこうした心理的要因を、アンケート調査手法などを用いて探索しています。

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佐野幸恵 准教授

社会経済システム主専攻佐野幸恵 准教授

現在の研究テーマについて教えて下さい。

ウェブ,特にブログやツイッターなどのソーシャルメディアに書き込まれる情報を解析し,普遍的なダイナミクスや,情報拡散パターンの研究を行っています。このように個別性の高い「社会」を思い切って物理現象のようにシンプルに捉え,新たな視点で研究していく分野は「社会経済物理」と呼ばれています。

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