組合せ数学の雑記帳

日本評論社の「数学セミナー」誌にて、2019年4月号から2020年3月号までの1年間、 『組合せ数学の雑記帳』という連載をさせていただきました。 これまでにも単発の記事や書評などを書かせていただいてはいたのですが、毎月の 連載となると、 原稿の締切から校正を終えて一息つくとすぐに翌月の原稿締切が見えてくる、 という感じで、なかなかハードな一年間でした。 当初は、書いていくうちに原稿を書きためて後半は余裕を持って進められるかも、 というようなことを期待していたのですが、実際にはそんなことにはならず、 最後まで締切に追われながらなんとか最後まで乗り切れた、という感じでした。

連載を始める前に12回分のだいたいのトピックとストーリーを考えて、12回行けるかな という見通しを持ってから始めはしたのですが、あまりはっきりと心が決まらず、 もしかしたら途中から違う方向にすることになるかも、と気持ちが揺らいでいるうちに 題名を決める時期になってしまったため、途中で内容の方向性が変わっても大丈夫な ように『組合せ数学の雑記帳』という茫洋とした題名にさせていただきました。 しかし、12回終わってみると、内容は幾何学的組合せ論およびトポロジー的組合せ論 の紹介という形に偏っているので、この題名はあまりよくなかったかもしれません。 今からつけなおすと、『幾何学と組合せ論の雑記帳』という感じでしょうか。

下の各回のところのリンク先に、どのようなことを書いたのかの解説があります。

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八森正泰
hachi@sk.tsukuba.ac.jp
筑波大学システム情報系 (社会工学域)